Se connecter数日後、アルベールは急遽国境付近へと遠征し、館を留守にしていた。
——『魔力を完全に整えられるのは僕だけだ。具合が悪くならないように、しっかり身体を休めるんだよ。困ったらエレノアを頼って』 そう言われたにも関わらず、エルゼの身体は休むどころか、かつてないほど熱く燃え上がっていた。 「はぁ……んんっ……。ん……んぅ……!」 皆が寝静まった寝室。 エルゼは枕に顔を埋め、一人自慰に耽っていた。 アルベールが指輪に命令した”ゆっくりと発情”という命令は解除されていない。 一人になったエルゼの理性はじわじわと指輪の力によって削り取られていく。 (だめ……こんなこと、お兄様やお姉様に知られたら……。でも、ほんの、少しだけ……) 自らを慰めるのは”はしたなく””淫ら”な行為だと、エルゼもわかっている。 けれど、指先が一瞬でも胸の先端に触れればその思考ごと真っ白に弾けた。 罪悪感すら快感に変え、快楽を得ようとする身体に思考が塗り替えられる。 エレノアに教えられた通り、背中で手を組んでみたりもしたが、無意識に身体を揺らし、寝具やシーツに先端を擦り付けて快感を得ようとしてしまう。 (あぁ……気持ちいい……。いやっ……だめ……っ! 指が……身体が止まらないの……っ! たすけて……っ) ついに耐えきれず秘部に手を伸ばそうとしたその時、扉が静かに開いた。 「あらあら……。お兄様がいない間にこんなに”穢れ”を溜め込んでしまうなんて。本当に困った子ね」 冷ややかな、けれど楽しげなエレノアの声。 その声にエルゼは恐怖に顔を青褪めさせながら、しかし身体はエレノアのもたらす快感に期待し秘部を汚す。 「ちがっ……おねえさま……! これはちがくて……!」 「いいえ、違わないわ、エルゼ。あなたの”淫らな指”を自分では止められないんでしょう? だったらわたくしが止めてあげなくては」 エレノアは微笑むと、絹の目隠しでエルゼの視界を遮った。 さらにエルゼの両手を、絹のリボンを編み込んで作られた縄で、ベッドのヘッドポールに拘束する。 足も擦り合わせないよう、開いた状態で固定された。 「お姉様……? 真っ暗で何も……。動けない……」 「ふふ。怖がることはないわ。あなたが自分で慰められないよう、少し自由を奪うだけ。目を遮ったのも眠りやすくするためよ。それで朝まで過ごしなさい。いい子に眠らないと、お兄様に報告しますからね」 「……っ! ……わかり、ました。お姉様ごめんなさい……」 「いいのよ。あなたの意思だけではどうにもならないことだもの。わたくしはいつだってあなたの助けになりたいのよ。しっかり眠ったら明日、また浄化してあげますからね」 「お姉様……」 こんなに駄目な自分に、ずっと優しくしてくれるエレノアが、エルゼには涙が滲むほど嬉しかった。 お姉様のすることに間違いはないと、エルゼは少し安心して身体の力を抜いた。 変わらず身は焦がされているが、心が満たされ、一時的に安らげていた。 「おやすみなさい、エルゼ。お兄様が戻るまで耐えるのよ。わたくしもあなたの身体をしっかり管理してあげるわ」 エレノアは微笑みを浮かべ、熱に浮かされているエルゼの頬を冷たい指で撫でる。 ピクリと反応したエルゼだったが、すぐに息を整える。 「おやすみなさい……お姉様」 エレノアは部屋を出ると隣室——アルベールの寝室へと移動する。 そこには、別の場所をどこでも映せる魔具の”鏡”が設置されていた。 エレノアはアルベールから、それを自由に使っていいと事前に許可を得ている。 エレノアはソファに座り紅茶を嗜みながら、エルゼが快楽に焦がされる様子を見つめていた。 時間が経つにつれ、エルゼの身体の疼きは高まっていった。 身体を揺らしても何にも触れず、ただ食いしばり自身の欲を耐える。 どれだけ耐えていたのか、カチャリ、と小さく扉の開く音がした。 「お姉様……?」 目隠しをされたエルゼは、期待と不安が入り混じった声で呼びかける。 だが、扉を開けたのはエレノアではなく、忍び込んで来た護衛騎士のカイル。 カイルは所々に配された見張りを潜り抜け、この部屋まで辿り着いた。 ただ一目、アルベールがいない内に寝顔だけでも拝みたいという、純粋すぎるが故の危うい執着からの行動だった。 (エルゼ様……! なんて格好を……) ベッドに近付いたカイルは、エルゼの姿に息を呑む。 目隠しで視界を奪われ、両手両足を拘束され、触れられるのを待つように濡れそぼった花弁。 ——『エルゼは熱を放たないといられない身体なの』 エレノアが語った病の話。 その時には理解できなかったが、眼前のエルゼを見て理解する。 (熱を、放つ……) 「誰? お姉様ではないの……?」 心細そうに、けれど熱を帯びた声で呟くエルゼ。 その無防備な唇を見た瞬間、ついにカイルの理性は灼き切れた。 カイルは荒い呼吸のまま、パンパンに張り詰めた欲望の証を取り出し、エルゼの秘部に擦り付ける。 「ひっ……! いや! 何を、何をして……っ!!」 (エルゼ様、大丈夫です! 今すぐ俺が……俺が、治してさしあげますから……!) カイルはただの欲を主への献身へとすり替え、ぬちゅりと自身のモノに絡みつくエルゼの蜜を堪能していた。カイルが立ち去り、扉が閉まったのを合図に、アルベールはゆっくりとベッドに歩み寄る。そこにはまだ目隠しをされ、すべての穴を塞がれたまま、必死に腰を振るエルゼがいた。「さて……余計な観客はいなくなったね、エレノア」「ええ、お帰りなさい、アルベール様。エルゼは貴方の帰りを首を長くして待っていましたのよ? ……ねえ、エルゼ。アルベール様がお帰りになったわ」エレノアがエルゼの耳元で甘く囁き、口を塞いでいた杭のベルトを緩めて外す。解放された口から熱い吐息と共に、限界まで溜め込まれた快楽の残滓を吐き出す。「あっ……あぁ……っ! お、にいさま……おかえり、なさい……っ。あぁ……! からだが、あついの……たすけて……っ!!」エルゼはこの日、ずっと絶頂を許されず、ただひたすら沸騰直前まで昂ぶらされていた。震える手で声のする方向へ手を伸ばし、アルベールの服を掴むと縋りつくように絶頂を強請る。「ああ、素直ないい子になったね。僕がいない間に、随分と毒が溜まってしまったようだ。すぐに浄化してあげるから安心して」アルベールはエルゼの頭を一撫でして後ろに回り込むと、その細い腰を強く引き寄せ、後ろの秘孔に装着されていた無機質な杭を引き抜く。「うっ……あぁ……っ!」引き抜かれた時に腸壁を擦られ、身悶えるエルゼ。そして、物欲しそうにヒクヒクと蠢く後ろの穴。アルベールは自身の熱く、硬い質量をそこへあてがった。「あっ……おにいさま……はやく……っ、はやくほ
そして次の日も、さらにその次の日も。エルゼはエレノアにカイルのことを言えなかった。夜はエレノアの手ですべての穴を塞がれ目を隠され、忍んで来たカイルに口内と、そして腟内をも蹂躙される夜が続く。数日たった日の夜。その日もいつもどおり、エレノアに視界を奪われ杭を挿入されるエルゼ。しかしそこからは、いつもと様子が違った。「今日はエルゼが眠るまで、わたくしが傍にいてあげるわ」エレノアは優しく囁くと、うつ伏せになっているエルゼの上半身を膝に乗せ、慈しむように頭を撫でた。カイルのように激しく内側を抉るわけでもないのに、その体温に触れるだけで身体が熱を帯びてくる。(ああ……私、お姉様にまでこんな……汚い期待をして……っ)自己嫌悪と羞恥心に灼かれながらも、刺激に飢えたエルゼの身体は、エレノアの手のひらの重みにすら過剰に反応し、すぐに身体を反らし痙攣を始めた。「あら。思ったよりも、すぐに果てるのね? これなら眠るまで時間はかからないかしら。……いえ、でも、手伝ってあげた方がもっと早く眠れるわね」エレノアは、ずっと放置され、熱を持て余していたエルゼの胸の先に、ひんやりとした指先を這わせた。「ん、ぐ……っ!! んん……っ!!」電流が走るかのような鋭い刺激。エルゼの思考は一瞬で白く弾ける。「ほら、わたくしの指ではいくらイッてもいいのよ。たくさんイッて”毒”をすべて出してしまいましょうね」(おねえさま……イッても、いいの……? きもちよく、なっても、いい……?)その言葉が、エルゼの理性を繋
拘束された手首が擦れ、卑猥な水音だけが虚しく響き渡る。——『意識が落ちたら止まるようにして……』エレノアの言葉が脳内に木霊する。(……そうよ、意識さえ落ちれば止まってくれる……。止まって、お願い、落ちて……!)エルゼはわざと呼吸を乱し、限界まで快感を溜め込み、弾けるように激しく絶頂した。思惑通り、意識が暗い闇に沈んでいきそうになる。だが、貪欲に快楽を求める身体が、それを許してくれない。「まだ足りない」と訴える内側が激しく波打ち、無理やり身体を跳ねさせ、手首に食い込むリボンの痛みでエルゼを無理やり覚醒させた。(どうして……っ! そのままじっとしてればこれが終わるのに……っ!!)その時、静かに扉が開いた。(お姉様……? お兄様……?)恐怖と、僅かな期待に震えるエルゼの傍へ、その人影は無言で寄る。”あの夜”の暴漢と同じ、一切の感情を排した無機質な沈黙。訪れた者はエルゼの口を塞いでいたベルトを乱暴に外すと、エルゼの髪を掴み持ち上げ上向かせる。「ん……っ、あっ……」言葉を紡ぐ暇もなかった。一気に熱い欲望の証が、エルゼの喉奥を貫いた。「んゔ……っ!! ぐ、ぅ……!!」視界を奪われたまま、喉を塞がれ、胃の底まで押し込まれるような蹂躙。前後の杭に加えて、暴力的な熱い怒張がエルゼを襲う。「ふ…&helli
エルゼは濡れた目でエレノアを見つめる。「お姉様……」「心配しないで、エルゼ。わたくしがいつも通り”手伝って”あげるわ。少し待っていて頂戴」エレノアは自室へ戻りいくつかの箱を持ってきた。その箱から最初に取り出したのは、黒いベルトの付いた杭——あの口枷だった。「さぁ、まずはこれを着けて……。淑女がそんなはしたない声を漏らしてはいけないもの。我慢できなくとも、これが声を受け止めてくれるわ」エレノアは手早く、エルゼの口を杭で塞ぎ、ベルトを頭部に回しきつく締めた。そして、次に箱から取り出したのは、車椅子につけられた杭よりも一回り小さな杭だった。以前気付かれずにエルゼを長時間責めていたものと同じ。エレノアはエルゼを再び四つん這いにさせると、抵抗する間もなく、背後からその杭を最奥へと突き入れた。「んん……っ!!」指輪により発情させられているエルゼの身体。異物感と期待感を持って、すんなりとそれを受け入れてしまう。エルゼの内壁は、挿入されただけでヒクヒクと卑しく蠢き、カイルのものとは違う冷たい硬質な感触に、媚びるように身体が反応してしまう。「暴れないように、少し拘束するわね」エレノアはエルゼの手首を後ろ手に、絹のリボンで手際良く縛り上げた。「これで準備は整ったわ。【杭:ピストン中】」「んん……っ!! ん……ぅ……っ!!」口内と秘部。上下の口をピストンによって昨日のように蹂躙されるエルゼ。突然の強い快感に身体をよじらせるが、自由を奪われた身体は、ただ衝撃を受け止めることしかできない。
一晩中カイルに犯されたエルゼ。翌朝には、まるで何もなかったかのように寝具は整えられ、眠っていた。「エルゼ、おはよう。体調はどうだい?」アルベールが入室するが、エルゼは未だ眠りから覚めない。「この時間に眠っているのは珍しいね。カイル、何かあったのかい?」「昨夜エルゼ様は一晩中うなされておいででしたが、明け方ようやくお眠りになられました」「そうか。カイルもずっとついていてくれたんだね。仮眠を取ってきていいよ」「ありがとうございます。それでは失礼します」カイルは一度振り返りエルゼを見て、優越感に浸りながら退室した。「ふふ……エルゼにとっては確かに”悪夢”だったかもしれないね」アルベールは慈愛に満ちた手つきでエルゼの髪を撫でる。「さあ、エルゼはどうなっているかな? 【指輪:催眠解除】【覚醒】」エルゼは二度と開きたくないと願った、泥のように重い瞼を持ち上げ目覚める。「おはよう、エルゼ」アルベールの穏やかな声。それを認めた瞬間、エルゼは堰を切ったように泣き出した。「お兄様……! 助けて、ください……っ」エルゼはアルベールの胸に縋り、止めどなく溢れる涙でアルベールの服を濡らす。カイルに喉を絞められ、獣のように扱われた記憶が、今も体の奥底で熱く脈打っている。「どうしたの、エルゼ? そんなに酷い悪夢だったのかい?」「……カイル、が……っ! お兄様、私、私……。あんなに何度も……っ! 騎士の子なんて……宿し
アルベールとエレノアからたっぷり可愛がられ、カイルに凌辱され、体力が尽きかけそうになった、その時。静かな部屋にノックの音が響いた。「……っ!」エルゼは咄嗟に両手で口を押さえ、声を噛み殺す。「エルゼ、眠れたかしら?」扉の向こうから聞こえるエレノアの優しい声。今まで柔らかだった中が恐怖でギュッと締まり、エルゼの極限の緊張を感じ取ったカイルは、それを愉しむように奥を抉り、激しく腰を叩きつけた。「……っ!! ぐ……っ! んん……!」「……手が、止まっていますよ」耳元で囁かれ、エルゼは涙をポロポロと流しながら、必死に首を振る。それを無視し、下腹部——身体の外側から子宮を圧迫しながら、挟み込むように内側を抉っていく。エルゼの腰は跳ねることも許されず、逃げ場を失った衝撃に、ただ僅かに背を反らせることしかできない。「ふっ……んく……っ! ん……っ!!!」(駄目……駄目……!! あぁ……! イッちゃう……っ!)エルゼが激しく身体を震わせると同時に、カイルは子宮に熱い精を浴びせかけた。その熱に反応し、ビクビクと痙攣しながら、熱を逃すまいと無意識にカイルの身体を脚で引き寄せる。「……ちゃんと眠っているみたいね。おやすみなさい、エルゼ」安堵したようなエレノアの足音がようやく遠ざかっていく。エルゼはようやく、口元から手を離した。「ん……っ







