病弱な小鳥:兄の籠、姉の毒

病弱な小鳥:兄の籠、姉の毒

last updateLast Updated : 2026-09-01
By:  響優香Ongoing
Language: Japanese
goodnovel18goodnovel
Not enough ratings
32Chapters
962views
Read
Add to library

Share:  

Report
Overview
Catalog
SCAN CODE TO READ ON APP

両親を亡くし、小さな時から従兄の家に身を寄せているエルゼ。 間違った常識を植えられ、従兄とその婚約者、そして騎士に溺愛され、凌辱される日々。 エルゼは快楽に翻弄されていく。 どれだけ凌辱されれば許されるのか。 エルゼが皆に愛され幸福になる物語。

View More

Chapter 1

第一話

陽の光に溢れる、爽やかで気持ちの良い午後。

けれど、エルゼはカーテンの隙間から零れる光のせいで、目覚めた瞬間から酷い頭痛でクラクラしていた。

シーツが肌を滑る微かな刺激にさえも、肌が粟立つような酷い不快感を覚える。

王国で産まれ、四歳で両親の死によって魔国の親戚に引き取られたエルゼ。

五歳になったあたりから体調を崩すことが多く、今でも調子の良い日は殆どない。

枕元にはいつの間にか従兄のアルベールが座っていた。

青みがかった白銀の髪は朝日に透け、宝石をそのまま嵌め込んだような深く青い瞳。

微笑みを浮かべエルゼを自愛に満ちた瞳で見つめる様は、まるで天使のように美しかった。

アルベールはエルゼの乱れた髪を優しく梳く。

エルゼの銀糸に光が当たるとうっすらと薄色に光り、柔らかな髪がアルベールの指の間を滑る。

「今日も顔色が悪いね。大丈夫かい? 僕の可愛いエルゼ」

アルベールがエルゼの瞳を覗き込む。

その菫色の瞳は、苦痛に揺らめいていた。

「お、兄様……。身体が、また……おかしいの……」

エルゼは知らない。

アルベールの魔力操作が、エルゼの体内の魔力を掻き乱し、内側からエルゼを傷つけていることを。

体内の魔力を、アルベールは更に強引に掻き乱した。

「あ……ぁ……! ぁ……つい……! おにい、さま……変な感じが、するの……っ!」

「可哀想に……。君の体の中で『呪われた魔力』が暴れて、また、『毒』が溜まっているんだね……。僕が今、楽にしてあげるから」

アルベールは痛ましそうに眉をひそめ、エルゼの震える両手を優しく包み込んだ。

魔力暴走をゆっくりと解除し、同時にエルゼの生命力でもある魔力を、自身の体内へと吸い上げていく。

「ぅ……ん……。んんっ……!」

魔力が抜かれ身体には喪失感と脱力が強まり、徐々にドロリとした快楽が忍び寄る。

エルゼの全身が自分の意思に反して淫らに震え、肌は熱を帯びて赤らんでいった。

「ひ……ぁあ……! んっ……あぁ……!!」

「しっ……静かに。こんなに淫らな声を出して、誰かに聞かれでもしたら……。汚らわしいと判断されて、君は幽閉されてしまうかもしれない。辛いだろうが耐えるんだよ。大丈夫。僕はエルゼの味方だから」

エルゼは羞恥に震え、涙を滲ませながらアルベールを見上げる。

(こんなにいやらしい声を上げてしまうのは、私の「呪われた魔力」のせい……。お兄様だけがこの穢れを吸い取ってくれる……)

アルベールを信じきっているエルゼは、自分を騙し、壊している張本人の胸へと縋る。

「ごめんなさい……お兄様……。こんな魔力を引き受けて、浄化までしてもらって……」

「謝ることはないよ、エルゼ。幸い、僕の魔力とエルゼの魔力の親和性は高いから、そこまで負担ではないんだ。それに、僕はエルゼが元気になってくれるなら、それだけでいいんだよ」

魔力を奪い尽くされ、指一本動かすのも億劫になったエルゼの額に口付けを落とす。

彼の瞳の奥で捕食者のような冷徹な光が翻ったことに、エルゼは気付かない。

「今日はお天気が良いから、エレノアが庭園のお散歩をしてくれるそうだよ。太陽の光を浴びれば、気分も少しマシになるだろう」

「お姉様が……!」

エルゼはアルベールの婚約者、エレノアと会うことをいつも楽しみにしている。

エレノアは優しく聡明で、エルゼはエレノアをお姉様と呼び慕い、エレノアもエルゼを本当の妹のように可愛がっていた。

エルゼはアルベールに抱き上げられ、車椅子へと降ろされる。

その瞬間、エルゼの背筋を鋭い衝撃が突き抜けた。

「あぁぁ……! んんっ……!!」

車椅子には座面に、男性器を模した魔具の”杭”が取り付けられていた。

幼い頃から、これが治療に必要だからと教え込まれているエルゼは、何の疑問もなくその異物を受け入れる。

エルゼがずり落ちないようベルトをしっかりと締め、アルベールが車椅子を押し始める。

車輪と連動した杭が、エルゼの最奥を容赦なく突き上げ始める。

「はぁ……はぁ……お兄様……っ。揺れが……」

「わかっているだろう? 治療のための刺激だよ。ちゃんと我慢するんだ。あまり淫らな声を上げると、幽閉されるかもしれないことを忘れてはいけないよ」

ゆっくりと、だが確実に。

廊下を進むたび、規則正しいピストンがエルゼの思考を白く染めていく。

(声を出さないように……。頑張らないと、お兄様とお姉様に会えなくなってしまうわ……)

やがて、美しく手入れされた庭園に、日傘を差して佇む薔薇が生まれ変わったかのような美しく冷たい印象の美女、エレノアの姿があった。

その髪はバラの花弁を思わせる薄紅がゆるやかにウェーブしている。

「待たせたね、エレノア。エルゼを連れてきたよ」

アルベールが声をかけると、纏っていた冷たい雰囲気が嘘のように、温かな微笑みを浮かべ、車椅子に座るエルゼをその薔薇色の瞳で見下ろす。

「あら、”治療”が捗っているようね。頬の血色がいいみたい」

エレノアは冷たい指でエルゼの頬をそっと撫でる。

その刺激だけで、エルゼは快感に震え、杭を内壁が締め付ける。

「んっ……」

「ふふ。今日も可愛いわエルゼ。アルベール様、後はわたくしに任せてお仕事に行ってらして?」

「それじゃあ僕は行くよ。無理はしないようにね」

アルベールはエルゼの頬に口付けを落とし、去っていく。

「ねえ、エルゼ。わたくしの温室に新種の薔薇を植えたのよ。少し遠いけど見に行きましょう」

「はい、お姉様……。新種の、薔薇……楽しみです」

エルゼは震える声で、どうにか言葉を紡ぐ。

指先が触れた場所からひんやりとした感覚と、それに裏腹な熱い痺れが全身に回っていった。

エレノアはアルベールの姿が消えると車椅子の背後に回り、ゆっくりと押し始める。

エルゼから見えなくなった瞬間に柔和な笑みを消し、その瞳は獲物を観察するような静かで残酷な、愉悦の色だった。

Expand
Next Chapter
Download

Latest chapter

More Chapters
No Comments
32 Chapters
第一話
陽の光に溢れる、爽やかで気持ちの良い午後。 けれど、エルゼはカーテンの隙間から零れる光のせいで、目覚めた瞬間から酷い頭痛でクラクラしていた。 シーツが肌を滑る微かな刺激にさえも、肌が粟立つような酷い不快感を覚える。 王国で産まれ、四歳で両親の死によって魔国の親戚に引き取られたエルゼ。 五歳になったあたりから体調を崩すことが多く、今でも調子の良い日は殆どない。 枕元にはいつの間にか従兄のアルベールが座っていた。 青みがかった白銀の髪は朝日に透け、宝石をそのまま嵌め込んだような深く青い瞳。 微笑みを浮かべエルゼを自愛に満ちた瞳で見つめる様は、まるで天使のように美しかった。 アルベールはエルゼの乱れた髪を優しく梳く。 エルゼの銀糸に光が当たるとうっすらと薄色に光り、柔らかな髪がアルベールの指の間を滑る。 「今日も顔色が悪いね。大丈夫かい? 僕の可愛いエルゼ」 アルベールがエルゼの瞳を覗き込む。 その菫色の瞳は、苦痛に揺らめいていた。 「お、兄様……。身体が、また……おかしいの……」 エルゼは知らない。 アルベールの魔力操作が、エルゼの体内の魔力を掻き乱し、内側からエルゼを傷つけていることを。 体内の魔力を、アルベールは更に強引に掻き乱した。 「あ……ぁ……! ぁ……つい……! おにい、さま……変な感じが、するの……っ!」 「可哀想に……。君の体の中で『呪われた魔力』が暴れて、また、『毒』が溜まっているんだね……。僕が今、楽にしてあげるから」 アルベールは痛ましそうに眉をひそめ、エルゼの震える両手を優しく包み込んだ。 魔力暴走をゆっくりと解除し、同時にエルゼの生命力でもある魔力を、自身の体内へと吸い上げていく。 「ぅ……ん……。んんっ……!」 魔力が抜かれ身体には喪失感と脱力が強まり、徐々にドロリとした快楽が忍び寄る。 エルゼの全身が自分の意思に反して淫らに震え、肌は熱を帯びて赤らんでいった。 「ひ……ぁあ……! んっ……あぁ……!!」 「しっ……静かに。こんなに淫らな声を出して、誰かに聞かれでもしたら……。汚らわしいと判断されて、君は幽閉されてしまうかもしれない。辛いだろうが耐えるんだよ。大丈夫。僕はエルゼの味方だから」 エルゼは羞恥に震え、涙を滲ませながらアルベールを見上げる。 (こんなにいやらしい声を上げてしまう
last updateLast Updated : 2026-07-30
Read more
第二話
「さあ、行きましょうか」アルベールよりも力強く、そして容赦のない手つきでエレノアは車椅子を押す。ガタン、と石畳の段差を超えるたび、車輪と連動した杭がエルゼの最奥を無慈悲に抉った。「あぁ……っ! く、うぅ……、お姉様……少し、速いです……」「あら、そう? でも、早く行かないとお昼には萎れてしまうみたいなの。もしかして……エルゼはこの程度の刺激にも耐えられないほど、”淫ら”になってしまったの?」「違い、ます……。大丈夫、です……」エレノアは歩みを止めるどころか、わざと石畳の凸凹が大きい道を選んで進んでいく。車輪が回るたび、エルゼの体内で杭が激くピストンを繰り返し、段差を超えるたび最奥を突き上げられる。「んっ、く、うぅ……っ」(我慢……我慢しなきゃ……っ)我慢すればするほど身体に力が入り、無意識に杭を締めつける。より異物感の増した杭から送られる、逃げ場のない快楽の奔流がエルゼを襲い、脳を灼き切っていく。「ひ……あぁ……っ! や、んん……!!」「駄目よ、エルゼ。大きい声を出してはいけないわ。庭師にでも見つかったら……それも”セレスティオ家の令嬢は治療器具で感じる淫乱”だとか噂されてしまったら……。使用人の噂は広がるのが速いの。すぐに他の貴族に知れて、地下牢へ入れられてしまうかもしれないわ」「淫乱……、だなんて、そんな……っ」エレノアはエルゼの耳元で囁きながら、その敏感な首筋に爪を這わせる。恐怖と羞恥、そして抗えない身体の反応。エルゼは涙で視界を歪ませながら、必死に唇を噛み締め声を殺そうとする。けれど、ベルトで固定され熱を逃がすこともできず、ただただ”治療”という名の凌辱を受け続けるしかなかった。やがて、生い茂る庭園の最奥。木々に隠されるように温室が建っていた。エレノアが、アルベールから贈られた温室だ。「お姉様……ここが?」「ええ。ここは、わたくしがアルベール様から頂いた温室よ。ほら、あそこに新しく植えた薔薇があるわ」ようやく止まった杭のピストンに、エルゼは吐息を漏らしながらまともな呼吸を取り戻す。「わ……ぁ……。綺麗な薔薇ですね」「えぇ、とっても素敵な薔薇。香りも、格別に良いみたいだわ」エレノアは指を棘で傷つけないよう、器用に薔薇を一輪摘み取り、エルゼの鼻先に薔薇を近づけた。「……! 本当に良い香り……。甘くて……。
last updateLast Updated : 2026-07-30
Read more
第三話
エレノアは車椅子の前に回り込み、エルゼの熱を帯びた頬に両手を添えると、そっと唇を重ねる。震える唇を奪う動作は、驚くほど優雅で、そして強欲だ。「んむぅ……っ。ん、んぅ……」震えるエルゼの唇を割り、湿った舌を深く差し入れる。エレノアはわざと水音を立て、逃げ場のない口内を隅々までまさぐり尽くした。「んっ……ふ……んん……っ」熱に浮かされ微弱な杭の動きと相まって、ひたひたと快感が昇ってくる。エレノアはエルゼからほんの少し、体調に触らない程度に魔力を吸い出す。するとエルゼの身体は余計に感覚が鋭敏になり、舌の些細な動きだけで達しそうになる。その瞬間、エレノアは不意に口を離し、二人の間に光る銀の糸を垂らした。「あっ……は、あ……おねえ、さま……」「ほら、余計に昂ぶってしまったでしょう? 身体がこんなにわたくしを欲しがって震えているわ」「ごめん……なさい……、おねえ、さま……っ。くるしい……の、たすけ、て……」エルゼは菫色の瞳を涙に濡らし、縋るようにエレノアを見つめる。エレノアは満足げに微笑み、その震える唇を指でそっとなぞった。「もちろんよ、可愛いエルゼ。すぐに”良く”してあげるわ。エルゼはわたくしにどうして欲しいの? 自分の口で言ってご覧なさい」「あの……おねえさまの……、舌で……その……くちづけ、を……」「おねだりができて偉いわ、エルゼ。それじゃあたっぷり口付けをしてあげるわね。口付けをしている間に果ててしまっても、わたくしが許すまで頑張るのよ」躊躇うエルゼのはだけたブラウスの隙間、熱を持って尖った先端まで指を滑らせる。エルゼは俯き羞恥に顔を染めながらも、身体を追い詰める快楽の飢えに負け、震える身体でエレノアの指先を受け入れる。先端を摘まれ、カリカリと引っ掻かれると、目の前にチカチカと火花が散る。「んっ……。あぁ……っ!」「いいわ、その調子よ」エレノアはエルゼの顎をクイと上げると、約束した通り唇を塞いだ。先程よりも深く、強引な口付け。エルゼの舌にエレノアの舌を絡め吸い付きながら、車椅子のスイッチを操作した。「んむぅ……っ!? んん……っ!!」(お腹の奥が…っ!? ああ、でも、お姉様の舌も……!)微弱だった杭のピストンが加速し、下から最奥を突き上げられる。上からはエレノアに口内を蹂躙され、下からは凶悪な突き上げに曝され、
last updateLast Updated : 2026-07-30
Read more
第四話
 ガタン、と今日何度目かもわからない大きな衝撃が、朦朧としているエルゼの身体と脳を揺らした。屋敷の重厚な扉をくぐり、ようやく石畳の振動から解放され、エルゼの意識は泥のように濁り、沈みそうになる。けれど意識を失うわけにはいかない。廊下には使用人たちが行き交っている。意識があるからすれ違う時に跳ね上がる身体を抑えることができているのに、もし、意識がなかったら自分のはしたない様が見られてしまうかもしれない。ようやく車椅子がエルゼの部屋で止まり、同時にゆっくりと杭の動きが停止する。だが、酷使され、すべて吐き出したはずの身体は、熱い疼きを未だに訴えてきていた。「お帰り、二人とも。随分と時間がかかったね? 僕の方が早く仕事を終えるなんて」聞き慣れた穏やかで優しい声。エルゼが必死で重い瞼を上げると、そこには完璧な微笑みを浮かべたアルベールが立っていた。「顔色が一段と明るくなっているね。……エレノア、エルゼの”浄化”はうまくいったかい?」「ええ、エルゼは自分から口付けを強請るほどでしたのよ。それほどまでに昂ぶって、ほら、こんなにぐっしょりと……」エレノアはわざとらしく車椅子の湿ったシートを指さす。エルゼはお兄様にそんなところを見られ、羞恥で死んでしまいたかった。だが、謝る声すら出ず、ただ熱い吐息を漏らすことしかできない。「そうか。エルゼから強請るとは珍しい。それほどまでに今日は”毒”が回っていたんだね。可哀想に」アルベールが痛ましそうにその頬を撫でると、エルゼがその指先にピクリと反応する。アルベールは手際良くエルゼの拘束を外し、軽々と車椅子から抱き上げる。「んんっ……!!」杭が抜ける瞬間、それはまたピストンとは違った快感をも
last updateLast Updated : 2026-08-04
Read more
第五話
 翌朝、柔らかな朝日が寝室に差し込む中、エルゼはこれまでにないほど身体が”軽い”感覚で目を覚ました。いつもの頭痛も、肌を滑る不快な感覚も、今は驚くほど静まっている。「おはよう、エルゼ。気分はどうだい?」枕元には、既に着替えを済ませたアルベールと、彼に寄り添うように立つエレノアがいた。「おはようございます。お兄様、お姉様。……不思議、です。今日は身体が痛くなくて……!」「ふふ。それは良かったわ。アルベール様が夜通しあなたの魔力を整えてくださっていたのよ」「そうだったんですね……ごめんなさい、お兄様……」しゅんと俯くエルゼに、アルベールは優しく微笑み、頭を撫でる。「気にしないで、エルゼ。ごめんなさいよりも、エルゼにはありがとうって言って欲しいな」「あ……ありがとうございます、お兄様」「いいんだよ。エルゼが元気になるのは、僕にとって一番嬉しいことだ。……そうそう、エレノア」「ええ、用意していますわ」エレノアがエルゼのベッドに歩み寄り、持っていたベルベットの小さな箱の蓋を静かに開け、エルゼに見せる。中にはアルベールの髪を煮溶かしたような細い銀に、昏く紅い魔石が飾られた指輪が収められていた。「わぁ……綺麗……」「さあ、エルゼ。私たちからのプレゼントよ。これを嵌めれば、あなたのその不安定な魔力も今みたいに安定するでしょう」「……これを、私が……? いいのですか……?」エルゼは、あまりに
last updateLast Updated : 2026-08-05
Read more
第六話
 逃げ場のない快楽に溺れていたエルゼの耳に、無情な扉の開閉音が聞こえた。「エルゼ、眠って……! まあ!」「あっ……」瞬間、エルゼの肌は羞恥で真っ赤に染まり、自身の身体を掻き抱いて隠そうとする。「ちがっ……ちがうの、お姉様っ! これは、その……」「あらあら……。エルゼ、少し見せて頂戴」エレノアはエルゼの抵抗する両手をそっと掴み、胸をさらけ出す。「……赤く腫れているわ。自分をそんなに乱暴に扱っては駄目よ」「ご、ごめん、なさい……!」「いいのよ、エルゼ。元気になった分、反動が大きかったのね。あなたのその”ふしだらな指”の代わりにわたくしが鎮めてあげるわ。自分で触らないよう、手は後ろで組みなさい」「は、はい……」エルゼは後ろで手を組むと、嫌でも胸が前に出て胸の尖りが強調されてしまう。(恥ずかしい……私……どうしてあんな……)涙を滲ませ俯くエルゼ。そんなエルゼの姿を見てエレノアの赤い瞳が愉悦に光る。(あぁ……可愛い可愛いエルゼ。そんなに震えて……)お姉様に見下ろされながら、自ら胸を強調するような姿勢を取らされている。その事実だけで、エルゼの熱がさらに上がる。「いい姿勢よ、エルゼ。……ねえ、エルゼ。自分で触っていた時はどんな風にしていたの?」「あの
last updateLast Updated : 2026-08-06
Read more
第七話
 数日後、アルベールは急遽国境付近へと遠征し、館を留守にしていた。——『魔力を完全に整えられるのは僕だけだ。具合が悪くならないように、しっかり身体を休めるんだよ。困ったらエレノアを頼って』そう言われたにも関わらず、エルゼの身体は休むどころか、かつてないほど熱く燃え上がっていた。「はぁ……んんっ……。ん……んぅ……!」皆が寝静まった寝室。エルゼは枕に顔を埋め、一人自慰に耽っていた。アルベールが指輪に命令した”ゆっくりと発情”という命令は解除されていない。一人になったエルゼの理性はじわじわと指輪の力によって削り取られていく。(だめ……こんなこと、お兄様やお姉様に知られたら……。でも、ほんの、少しだけ……)自らを慰めるのは”はしたなく””淫ら”な行為だと、エルゼもわかっている。けれど、指先が一瞬でも胸の先端に触れればその思考ごと真っ白に弾けた。罪悪感すら快感に変え、快楽を得ようとする身体に思考が塗り替えられる。エレノアに教えられた通り、背中で手を組んでみたりもしたが、無意識に身体を揺らし、寝具やシーツに先端を擦り付けて快感を得ようとしてしまう。(あぁ……気持ちいい……。いやっ……だめ……っ! 指が……身体が止まらないの……っ! たすけて……っ)ついに耐えきれず秘部に手を伸ばそうとしたその時、扉が静かに開いた。「あらあら…&hell
last updateLast Updated : 2026-08-07
Read more
第八話
 自分の訪れを待っていたかのように、エルゼの秘部は熱く、蜜を溢れさせている。そこに、カイルは前戯もなしに、勢いよく自身のモノを突き刺し、腰を叩きつけた。「う……っ! ああぁぁ!!」身体の奥深くまで、熱に貫かれる衝撃。昂りきって煮詰まったエルゼは、その一突きだけで絶頂の淵に叩き落とされる。「やっ……ぁ、だめ……っ!!」嫌がる言葉とは裏腹に、杭で開発された身体はあっさりと乱暴な欲望を受け入れ、甘く痙攣する。そして、さらなる快感を求め蠢き、カイルの怒張を刺激した。「っく……!」(もう……出るっ……!)極度の興奮と、快感に呼応した締めつけに耐えられず、カイルはエルゼの最奥に、ドロリと生ぬるい欲望を吐き出す。「あ……ぁ……? 何……? 何か……」自分の中を侵蝕する未知の熱。それが何なのか理解した瞬間、エルゼの心は真っ白に弾けた。「や……やだやだやだ! 何を……っ! いやぁぁ! 赤ちゃんできちゃう……っ!!!」初めての純潔を蹂躙され、さらに中まで汚されたショックで、エルゼはパニックに陥る。解けない拘束に抗って激しく暴れ、両手首と太腿の柔かな肌に縄が無惨に食い込み、赤い筋をつけた。 隣の部屋で紅茶を口にしながら、エレノアはその光景を眺め満足気に微笑む。(赤ちゃん……ふふ。なんて可愛らしい恐怖かしら。きちんとお腹に避妊魔法がかけてあるから、
last updateLast Updated : 2026-08-08
Read more
第九話
 「おはよう、エルゼ。今日は朝から治療を……」部屋に入りエルゼに声を掛けるエレノアだったが、数瞬後にわざとらしくパタパタとベッドに駆け寄る。「エルゼ……っ! あぁ、なんてこと。誰がこんな酷い真似をっ!」意識が浮上し、エルゼが真っ先に見たのは、エレノアの涙だった。どんなときも優雅に優しい微笑みを崩さなかったお姉様が、激しい怒りと悲しみに震え、自分のために泣いている。(こんなにも……私のためにお姉様が苦しみ、悲しんでくれている……)エルゼの心に暖かいものが灯る。しかし、意識がはっきりしてくるにつれ、カイルに汚された恐怖と嫌悪感がせり上がった。「おねえ、さま……。わ、私……っ、知らない男の人に……っ」「いいのよ、もう大丈夫。わたくしが目を放した隙に野蛮な賊が入りこむなんて……! すぐに汚れを落としてあげましょうね」エレノアは手際良くエルゼの拘束を解いた。そして、泥のように汚れたエルゼを、自身のドレスが汚れることにも構わず、慈しむように強く抱きしめる。エルゼはお姉様の清潔な香りに包まれ、子供のように声を上げて泣きじゃくった。賊にされた恐ろしいこと、体内に流し込まれた汚い熱。それらをすべて洗い流して欲しいと、必死にお姉様に縋りつく。「大丈夫よ、大丈夫。私に任せて。まずは状態を確認するわね」エレノアは腕を解き、エルゼの身体を眺め、そして秘部に指を差し入れた。「んっ……」「酷い……、こんなに中まで汚されて……。魔法で処置する前にま
last updateLast Updated : 2026-08-09
Read more
第十話
 絶頂の余韻を揺さぶるように、エレノアはゆっくりエルゼの奥に杭を押し付ける。「少しずつ”穢れ”よりもあなたの蜜の方が多くなってきたわ。中からも押し流すから、もう少し頑張って」目の前がチカチカ明滅しながらも、なんとかエレノアの言葉を聞き取り、弱々しくコクリと頷いた。「いい子ね」エレノアはエルゼの手を握り直し、足の間に座り込む。そして、秘部へ顔を近づけると、たっぷりと唾液を湛えた口内に、エルゼの一番敏感でぷっくりと張っている小さな尖を迎え入れる。「あぁぁ……っ!!!」その刺激にエルゼはこれまで以上に蜜を溢れさせ、杭の動きに合わせエレノアの唇に自身の蕾を押し付ける。強く吸い上げながら激しく突き上げ、杭のスイッチを入れると、先端から熱い、まるで精のような粘度のある蜜を吐き出す。「やっ、あぁぁぁ……っ!!」子宮に熱いものをかけられ、反射的に汚濁を流し込まれたことを思い出し身体が強張る。けれど、エレノアの手の温もりを感じ、その拒絶感ごと杭の放つ精に流される。「これで賊の汚濁を押し流せるわ。心配しないで」激しくピストンさせ、何度も杭に”射精”させるエレノア。敏感な場所への舌の刺激、柔らかなエレノアの指、杭の熱い迸り、エルゼは体中から脳へと快感が届けられ、とうとう透明な雫を撒き散らした。「あぁぁ!! 出ちゃう!!」エルゼの雫はエレノアの服を汚し、けれどエレノアはそれを気にせず、ちゅっちゅっと敏感な尖を吸い上げる。「ん、ぐぅぅ……っ! あっ、あぁぁ……っ!!」吸い上げるたびに腰を跳ねさせるエルゼ。何度も目の前に火花が散り、絶頂の淵に叩き落とされる。
last updateLast Updated : 2026-08-10
Read more
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status