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第3話

مؤلف: ASAMI
last update تاريخ النشر: 2025-12-22 23:16:36

マキとの握手が終わると、ハルが早くしろと言わんばかりに自分の手を顎で指す。

強く、ハルの手を握る。

「ハルがきちんと卒業出来ますように。あ、その前にきちんと進級できますように」

「おい……。まるで神社の鈴を鳴らすように俺の手を振るな」

おまけにあたしが顔の前で手を合わせて一礼すると、あたしの隣にいたマキがお腹を抱えて爆笑した。

ふと……。

また掲示板が気になって見上げる。

不思議なことに、さっきまでは確かに生徒の名前がたくさん書いてあった掲示板なのに、今見上げた時には、ただの白紙に見えたんだ。

そんなことあり得ないのに、あたしには、あるひとりの名前だけが浮かび上がって見えていた。

2年5組 古賀 柊。

はっきりと、彼の、柊の名前が……。

ふたりが気づいたかどうかは、わからない。

マキは中学から一緒だから、あたしが柊と付き合っていたことは知ってるし、ハルだって……。

ふたりが何も言ってこないってことは、柊の名前に気づいていないんだ……。

でも、本当に柊?

それとも、ただの同姓同名?

2階の教室に向かうまで、あたしの心臓は尋常じゃない速さで鼓動を打った。

緊張と不安がない交ぜになり、心臓が鼓動を打つ度に痛みが走る。

手の平には冷や汗を握り、新学期へ向けてワクワクと足取りの軽いふたりについて行くのに必死だった。

「どうしたの?」

2年5組のドアの前でピタリと立ち止まったあたしを、マキが不思議そうに覗き込んでくる。

「あ、ううん。ちょっと、緊張して」

首を横に振って曖昧に答えると、ハルとマキが同時に吹きだした。

「入学式じゃないのに何緊張してんだよ」

ハルは眉を垂らして笑うと、「おっはよ~」と勢いよく教室の前のドアを開けて入っていった。

中から何人か「おはよ~!!」と返している。

同じクラスになったことを喜び合うハルと数人の男子の声が、ワッと教室中に広がった。

続いてマキも入って行ったので、あたしは意を決してつばを飲み込みマキの後ろについて行った。

ゴン……。

2,3歩足を進めたところで、あたしはマキの背中にぶつかってしまった。

マキの後頭部で鼻を打ち、手でさすって痛さを和らげる。

「ちょ……マキ、いきなり立ち止まらな……」

「ユキ……」

あたしの言葉を遮って、マキがある一点を見つめながら目を丸くしてあたしの肩を叩く。

ようやく絞り出したマキの声は、少し震えていた。

「ユキ……雪羽……」

マキは、ゆっくりゆっくり人差し指を上げ、ある場所を指差した。

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  • 白い恋の結晶~キミへと続く足跡   第16話

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