เข้าสู่ระบบ櫻井 王雅(さくらいおうが)23歳。 今まで金で買えなかったものなんかない。 櫻井グループの御曹司。 成績優秀。 容姿端麗。 性格王様。 女はすぐポイ捨て。 そんな男が初めて欲しいと思ったものは コロッケ3個100円の特売セールに微笑みを零す女 名を、真崎 美羽(まさき みう)。 なあ、美羽。 お前の心は、一体いくらで買い占められる? 1億? 2億? 俺の有り金で良ければ、いくらでも払ってやるよ。 総資産、何兆円もある。 今まで、金で買えないものなんか無かった。 だから お前のコロッケ笑顔を手に入れる方法がわからなくて こんなにも苦しい――
ดูเพิ่มเติม「なんなの、あれっ!!」 俺の車に乗り込んだ美羽が、突然俺にキレてきた。「ご両親、ちょっとおかしいわよ! 私みたいな素性不明の女と話もせずに、大事な一人息子との結婚許可する? フツーじゃないわ! 王雅は未来の櫻井グループを背負う大事な男なのよっ! どうして結婚に反対しないのかしら!?」「なにをお前が怒ってんだ。面白い女だな。自分で自分をそんな卑下すんなよ。反対されたかったのか?」「そうじゃないけど……大事な結婚を、王雅の勝手に好きにしろなんて……私のことをよく知りもしないのに、納得できないわ!」「反対されるよりずっといいじゃねえか。俺はアイツ等にとったらこんなもんだ。今に始まったことじゃねえよ。ま、結婚は家が絡むから流石に反対するかと思ったけど、想像以上の返しだったな。それよりさ、俺を幸せにしてくれるって、アイツ等に言ってくれてマジで嬉しかった! ありがとう、美羽」「だって、あんな風に言われて悔しかったんだもん!! 貧乏人と結婚するのよ? ご両親、ちゃんとわかっているのかしら。もう一回説明に行った方がいいんじゃない?」 美羽がまだ憤慨している。 「そんなのもうどうでもいいよ。アイツ等は俺よりも自分の城――仕事の方が大切なんだ。ずっとそうなんだ」「私は違うわよ! 王雅が一番大切だからねっ!! だからご両親の言うことなんて、気にしちゃダメよ!」 興奮してるから、何時もは照れて絶対言ってくれないような事、さらっと言ってくれた。 コイツは本当にカワイイ。マジで最高の女だ。 俺には勿体ないくらいの、世界一イイ女だ。「なあ、美羽」
「あのっ、よく話もしないで、王雅さんの結婚を決めていいんですかっ!? 私――実の両親がどんな人間か知らないのです。調べたらわかるので正直に言いますけど、私、本当の両親から、幼い頃に虐待を受けて捨てられました。親の顔も名前もわかりません」 美羽が真剣に訴えてくる。「でも、実の両親には恵まれませんでしたが、育ての親には恵まれました。既に他界してしまいましたが、愛情かけて育ててもらいましたから、家族の大切さは誰よりも理解しているつもりです。家族の一員にさせて頂く以上は、王雅さんのことは私が愛して、一生支えていきたいと思っています。でも、王雅さんはお二人が無関心でいらっしゃることに心を痛めています。家族なんです。もう少し、彼の話を聞いて下さい! 結婚の話をしに来たのに、つまらないことなんて言わないで下さい! お二人にも関わる、とても重要で大切なお話ですよ!!」 おお。美羽のヤツ、アイツ等に向かって啖呵きりやがった。 でも、めちゃくちゃ嬉しい。 俺を大切にしてくれるのは、美羽だけだ。 ありがとう。この局面でさえ、美羽に感謝する事になるなんて。 お前はいつだって俺を温かく包んでくれるんだな、美羽―― 「真崎美羽さん……だったね。じゃあ結婚に反対してもいいのかね?」 ずっと今まで黙っていた、置物みたいなオヤジが口を開いた。 喋れるんだな。知らん顔しやがって! 俺のことはどうでもいいのかよ。「反対される覚悟で参りました。王雅さんと私では、どう考えても釣り合いませんから」「うん、そうだね」
無駄にだだっ広いリビングダイニングに行くと、既に両親は揃って俺達を待っていた。「王雅。わざわざ私達を呼び出して、話ってなにかしら? 次のスケジュールがあるから、手短にしてちょうだい」 オフクロから話について聞いてきた。 相変わらず隙の無い身のこなし。俺とよく似た切れ長の目の上に引かれた、紫のアイシャドウにワインレッド色の口紅。きっちりアップにまとめた長く黒い髪は、何時見ても同じだ。 流石はデザイナーだと思うが、家でオフクロの崩れた姿を、俺は一度も見たことが無い。 久々に会うのに挨拶もなければ、お帰りも言ってもらえない。 オフクロは俺の隣にいる美羽に気づいているくせに、その女性は誰かと聞いてもこない。 やっぱり、美羽やマサキ施設とは違う。 俺がどんなに功績を残しても、どんなに仕事で大成しても、この二人から褒められたことも、ねぎらわれたことも、叱られたことさえ無い。俺には無関心を貫いている。 美羽は、未来プロジェクトのことを立派だと褒めてくれた。 いろんなことを一人で背負って頑張る王雅はすごいと言って、抱きしめてくれたんだ。 美羽がくれる言葉は、無機質で冷たい俺の心をいつも温かく包んでくれるんだ。 そんな彼女を大切にしたいと心から思う。 「俺、この女性と結婚しようと思うんだ。彼女は、真崎美羽さん。施設経営をしてる、一般の女性だけど」 オフクロが美羽を一瞥した。「そう。話はそれだけ?」 オヤジに至っては一言も無い。「いや、話はそれだけって……俺、この人と結婚するけど、いいのか?」「貴方が自分で決めたのでしょう。好きになさい。
自宅に到着した。美羽が「やっぱり私なんかお呼びじゃない」とか言い出しやがった。「堂々としてろ。いつも俺様に啖呵切るあの元気の良さがあったら、問題ねえよ。しおらしいお前なんか、それこそお呼びじゃねえし」「そんなこと言われても……こんなお城みたいなお家に住む人と結婚なんて、やっぱりできない……」「ゴチャゴチャうるせえな。普段どおりしてろ」「無理よ!」 美羽が怒った。「ホラ、できるじゃねえか。その調子だ」「もうっ、人の気も知らないでっ。知らない!」 プイ、とそっぽを向かれた。カワイイ。ここで押し倒してやりたくなる。「怒るなよ。悪いな、ちょっとの辛抱だから。うまくできたら、さっきみたいにウンと可愛がってやるから」「バッ、バカじゃないのっ! ご挨拶行く前なのにあんなコト――……」 さっきの出来事を思い出したのか、美羽が真っ赤になって言葉を詰まらせた。 ホテルに出る前に、すぐすませるからと言って、もう一回シたんだ。 今着用している、オレンジのドレスの美羽が可愛すぎるのがいけない。とても夜まで我慢できなかった。 今まで散々、俺様に我慢をさせてきたのが悪いんだ。これはその反動だ。 そうそう、さっきの美羽は可愛かった。寸止めしたら美羽のヤツ――「もうっ! 王雅っ!!」 俺を求めて乱れる美羽を思い出して笑っていたら、怒った声で呼ばれた。「なんだよ。さっきの可愛いお前を思い出してたんだよ。邪魔すんな」「こんな時にニヤニヤしないで! 何考えてんのよっ、変態っ!!」「メンズは誰でも変態だ」「なっ……」「緊張、
それから3日経過した。 俺は早く美羽や子供たちに会いたくて、土日が楽しみで、そのために仕事が鬼頑張れるという充実感を得ていた。 今度はお菓子の家を作ってやろうと思ってる。業者にも手配済だ。あっと驚かせて、子供たちを喜ばせてやるんだ。 みんなの喜ぶ顔が見れると思うだけで、俺も嬉しくなる。早く実行したい。 ブーブー 子供たちのことを考えていると、仕事中のためにバイブレーションにしてあるスマートフォンが鳴っている。ディスプレイを見ると、施設に派遣しているSP
「お母さん、お久しぶりです。サトル君の面会はまだ先ですよ」 俺とサトルの前に素早く美羽が立ちはだかった。「今日はお約束していませんよね?」――母親、か。 なるほど。この赤い女がサトルの産みの母親か。サトルをマサキ施設に預けているんだな。 雰囲気からしてあまりいい状況ではなさそうだ。サトルも俺の後ろに隠れているし、母親にはあまり会いたくないと思ってるのだろう。
美羽はトレイに皿、コップ、箸、肉や野菜が切れる専用のハサミ、幼児用のスプーンやフォーク、手拭き、ジュースやお茶の類を乗せたものを素早く用意して、俺に渡してきた。「あの子たちのこと、お願いね」 「いいぜ。任せとけ」 好きな女に頼りにされたら男は嬉しい。トレイを受け取ってガックン達が待つテーブルまで戻った。争奪戦に勝利してゲットした肉や野菜があるから、これを分けて食べさせよう。 「待たせたな」 人数分に分け、皿に盛った肉や野菜を小
結果。 俺の予想通りメチャクチャな飾りつけのケーキ、パーティ用に飾りつけをした部屋が完成した。 美羽のことになると、全員がやりたいと諸手を挙げ、ケンカになったりもした。宥めるので手一杯だった俺は、殆どなにも出来なかった。 クソッ。大失敗!! 見た目からまずそうなケーキ、とても喜んでくれるとは思えない。 子供たちが手伝ったという事実があれば、美羽は喜ぶかもしれない