Masuk櫻井 王雅(さくらいおうが)23歳。 今まで金で買えなかったものなんかない。 櫻井グループの御曹司。 成績優秀。 容姿端麗。 性格王様。 女はすぐポイ捨て。 そんな男が初めて欲しいと思ったものは コロッケ3個100円の特売セールに微笑みを零す女 名を、真崎 美羽(まさき みう)。 なあ、美羽。 お前の心は、一体いくらで買い占められる? 1億? 2億? 俺の有り金で良ければ、いくらでも払ってやるよ。 総資産、何兆円もある。 今まで、金で買えないものなんか無かった。 だから お前のコロッケ笑顔を手に入れる方法がわからなくて こんなにも苦しい――
Lihat lebih banyakThree years ago…
They dwelled together in Southern California. They resided in a beach house just a coupla miles walk from the ocean. Shane gawked at the seashore. The gusty wind whistled in his ears. The ocean swirled, the waves clasped together, and touched his feet before it retreated. Across his head, a host of sparrows flew in unison which caused him to stare upwards as he noticed for the first time the beautiful sunset. Somewhere nearby he heard the crackling sound of burning woods. It was six p:m and twelve hours until his final moment.
Shane's hair was dyed blue. He was tall, handsome, well built and always looked cool. He had lived his entire life with his family on the beach house. The beach house was secluded from the noisy city. Smaller beach houses, six of them scattered around the beach, lodged guests who came to visit the ocean for vacation. The beach was private property but opened for visitors everyday till 6pm except for those who were on temporary accommodation.
He stared at one of the beach houses and drifted into a temporary reverie. He had come out on that perfect morning last summer to jog. He was going to sweep past her when his legs did an emergency break and a complete U-turn a few distance from her. She wore a fedora hat and a pinkish short town top gown. Her chocolate skin glowed! Her shape was a perfect eight, and her face was extremely beautiful. For a moment his brain interpreted her image as strawberry and chocolate ice cream on that hot summer.
"Hi, my name is Shane," he said.
"Hello Shane, Stephanie here," she chuckled.
He face palmed himself and pointed to her, "Nice, so do you reside in one of the beach houses?"
"Yeah. Problem?" she said, adjusting her hat.
"None! Just it's been a couple of years I've seen any beautiful person around here," he chided.
She smiled a huge smile, "Really appreciate the compliment. You're a handsome man yourself. Did you say years? That must mean you're in some way related to the Griffins."
"Yeah I'm the second and last child. So how long are you here for and are you with your parents or partner?"
He smiled inwardly, a sleek way to ask if she is single.
"Whom I'm with is none of your business Mr. Shane Griffin," Stephanie said, enjoying throwing him off balance. "You should run along now. I was enjoying the view and I think you've stolen enough of my time."
She was definitely still looking like an ice cream, but it seemed like he was a child being told, no ice cream today.
"I wish we could spend some other time together, perhaps one when the view isn't as important as the person."
"I'll consider it. Now go!"
Shane emerged from his daydream and the view of the ocean took its place in his eyes again. Now he understood what she was enjoying. Now he appreciated life unperturbed by thoughts of tomorrow, or people.
He walked away from the ocean back to the beach house. He crossed the front porch but stopped to stare momentarily at two rocking chairs which seemed like ghosts occupied them. As he entered through the door he saw everyone on the dining table.
"Shane, welcome home, aren't you going to eat with us tonight?" Mrs Jane Griffin asked. He simply waved his hand in the air and headed straight up the stairs.
In his bedroom, he was asleep for more than a few hours. All through the while he slept he coughed and wheezed. The pleasant ringing of the windchimes awakened him. Five thirty a:m he squinted at the lights emitting from his phone. He went to the dining table, careful not to make a sound. He made a cup of cold, highly flavored coffee and drank.
He was about to cross the front porch of the house again when the ghost from the rocking chair spoke, but in reality it was really Kane, his older brother. Kane had the more manly look compared to his brother. He had beards and moustache while Shane was just sprouting a few. He had dyed his hair red.
"Where are you going so early? What do you plan on doing?" Kane said deeply intoned.
"Mind your own business," Shane said, leaving the ghost behind. "If you insist on knowing then follow me, it won't change anything. Stupid."
The minute Shane had gone, Kane decided to follow, but he only had to go inside and grab his jacket which was a grave mistake. He spent ten minutes looking for a silly jacket. By the time he arrived at the shore of the ocean only a pair of sneakers awaited him. Shane, his little brother, had decided to drown in the deep. The word stupid echoed in his ears. Stupid! Stupid! Stupid! The last word his brother said to him and it rang true.
Kane dropped to his knee and screamed at the ocean, "Fuck you! Argh! Argh!" Agonizing over his brother's death.
He mustered up the strength to pick up the sneakers. The waves came close to him but did not touch him. He sprinted home to break the news to his parents.
「みなさま、お待たせしました! 今から、ミュー先生、あ、違った。新婦の登場です!」 どっ、と遊戯室に笑いが起きた。ガックンが司会を進めてくれるようだが、勿論プロじゃないから間違えてしまった。でも笑いがあって、楽しい。 遊戯室の入り口に、オフクロが美羽のために作ってくれたという、純白のドレスに身を包んだ花嫁が現れた。『生きる意味 探してた あなたに逢うまでは 鮮やかな夢 心繋ぐ 深い絆...…』 美しいピアノの調べに、女性ヴォーカルの透き通る声が遊戯室に響いた。 ゆっくりと、恭一郎にエスコートされた美羽が、俺の方へ向かって歩いてくる。 オフショルのドレスなのに、シンプルで上品で、とても洗礼されている。 流石、サヨ・サクライのドレス。 彼女の美しさが、このドレスによってより一層引き立っている。真凛も腕がいい。メイクも完璧だ。美羽は、本当に綺麗だった。世界一の花嫁だ。『傷つくことで 初めて知った』 美羽ちゃん綺麗だなぁー、と早速、横山と平岡が揃って泣き出した。 案の定号泣している。美羽の親父代わりだっただろうから、無理もない。 『あなたの深い 愛で包まれてた事を』 美羽と出逢って、俺はこんなにも幸せに包まれて、変わったんだ。 いつも美羽が、俺を深い愛情で包
そうそう。真秀と真凛の結婚式も、今度施設で挙げるんだ。 とりあえず先に俺と美羽を祝福してからだって。 海外で挙式させてやりたかったんだけど、パスポートの関係で子供たちを連れて行くのが無理だからどうしようかと思っていたら、真秀や真凛も、俺等と同じく施設での結婚式をやりたいって言ったんだ。 花井の件がカタついてから、用意していた礼に出生調査票渡してやったら、泣いて喜んでたことを昨日のように思い出す。 俺の予想通り、真秀と真凛は本当の兄妹じゃなかったんだ。 病院で取り違えがあったらしい。同じ日に産まれた、双子の兄妹。 そんな偶然ってあるんだな。 まあ、アイツ等が別に本当に血がつながっていても、二人きりしかいないんだし、誰に迷惑をかけるわけじゃないし、別にそのまま愛し合ってもいいとは思うけど。 でも、この世の中では、それはやっぱり道徳的に無理なんだ。だからふたりとも苦しんでいた。 真凛だって真秀との子供を産みたいだろうし、本当の兄妹なら近親相姦になってしまうから、子供は諦めただろう。だから本当の兄妹じゃなくて良かったなと思う。変な話だけど。 それに今日は、真凛が美羽のメイクを担当してくれたんだ。 髪の毛も綺麗に整えてくれるって言ってたな。 彼女の夢は、メイクアップアーティストなんだってさ。でも、その日暮らしの生活が精一杯の自分には、そんなチャンスはなかなかないし、勉強できる機会も無いから、諦めていたんだと聞いた。 だから自分の化粧も派手で濃かったんだな、と納得した。 真凛の夢は、俺が手伝ってやるつもりだ。 センスはあるんだ。機転も利く女だし、頑張る夢は応援してやりたい。 そうだ! 今度サヨ・サクライのカタログに写真撮影する時、メイクとして同行させ、真凛を売り込んでやろう。 後は彼
「美羽さんのお陰で、新しいブランドを立ち上げることにしたの。キングフェザー専属よ。ブランド名は、ビューティーフェザー。いい名前でしょう? 女性ドレス専門! あ、リトルフェザーも作ろうかしら。チイちゃんみたいな小さな女の子と、男の子にも着れるような、かわいいお洋服をデザインするの。普段着からフォーマルまで作って……メンズ部門も楽しそうだから、ワクワクするわね! 言ったからには、しっかりプロデュースしてね。あ、売り上げの5パーセントは、王雅の機関に寄付するつもりよ」 「いいじゃねえか! ガンガン稼いでくれよ。メンズ部門は俺に任せてくれ。あ、オヤジも協力してくれよな!」 ビューティーフェザー(美羽)か。最高だ。 オフクロも粋なコトする。 俺の方でプロデュースしたメンズ部門でしっかり売り上げを叩きだして、目いっぱい寄付してもらおーっと。「もう既に櫻井グループを私物化して、勝手にキングフェザーに使っているだろう。私が知らないとでも思っているのか、王雅」「いいじゃねえか。ケチケチするなよ。親の財産を子供が使ってなにが悪い? 会社に大貢献してるんだし、取締役の特権だろ」「誰よ、さっきは親じゃないとか言っておいて! 調子がいいわね。あなた、もう王雅に援助しなくてもいいわよ」 俺とオヤジの会話に、オフクロが口を挟んできた。 「いやいや。孫と遊ばせてくれるというなら、もっと色々協力してもいいのだが? 今後もキングフェザーのビルテナント賃料、無料で手を打ってやろうじゃないか。今度港区の立地のいい場所にホテルとオフィスビル建設するから、そのビルのフロアも、キングフェザーのオフィスに利用するなら、無料で使わせてやるぞ。どうだ、王雅」 オヤジがとんでもないことを言い出した。「それとこれとは話が別だろ! 孫を盾に取るなよ。絶対ダメだっ!! でも、テナント賃料はタダにしてくれ。それは大いに助かる。オフィス
「ごめんなさい、王雅」オフクロが俺の傍に来て、目じりにうっすら浮かんだ涙を拭ってくれた。「やっぱり美羽さんの言う通り、ずっと辛い思いをしていたのね。全然気が付かなくて、親失格ね。王雅にこの前、今まで育ててくれてありがとうって言われて、振り返ってみたら、私達親らしいこと、なにも王雅にしてあげてないなって思ったの」「もういいよ。触んな。恥ずかしいから」 これ以上みっともない姿を、こんな大勢いる広場で晒したくない。 「王雅、本当にいい女性を見つけたのね。美羽さんは王雅には勿体ないくらい、とっても素敵な女性ね! 実を言うとね、私、ずっと娘が欲しかったの。王雅ができて男の子ってわかった時、残念に思ったのよ。かわいいお洋服を子供に作ってあげられないでしょう? それでも自分の子供だからかわいいかと思って期待したんだけど、王雅は全くかわいくないし、もう、心底ガッカリしたのよ。お陰で仕事に没頭して、これだけのデザイナーになれたんだけどね。だから王雅の時に出来なかった分、美羽さんに沢山お洋服作るのが、今からとっても楽しみなの。あ、早く孫も作ってね! チイちゃんみたいな、かわいい女の子がいいわ。男はもう、王雅でコリゴリ」 本人に向かって言うかふつう。マジでひどい親だな。がっかりしたとか本人に聞かせる話か?「大事な子供を、オフクロみてーなひどい女に誰が抱かすか。お断りだ」「まっ! それが親に向かって言うセリフなの!?」「親じゃねーだろ。ずっと放置しといて、今更なんだよ! しかもガッカリしたとか言いやがって! 親が子供に向かって言うセリフかよ!?」「だから放置については、ごめんなさいって言ったでしょ! ガッカリっていうのも、本当のことなんだもの!! 正直な感想でしょ」「言っていいことと悪いことの区別もつかねえのか? ゴメンですんだら、ケーサツいらねーんだよ!」 このセリフ、いつもライタが言って
とりあえずチイの親父とやらを応接室に押し込めた。美羽はそんなに遅くならないだろう。座って待っているように言っておいた。 茶は後から美羽がなんとかするだろう。それよりチイを匿うのが先だ! 親父が飲む茶なんかどうでもいい。 急いで遊戯室に行くと、ガックンがチイの相手をして遊んでいた。「おい、ガックン。大変だ! チイが悪いヤツに連れて行かれそうなんだ! だから、チイをどこか隠せないか?」「えっ、それは大変ですっ!! えーっと……あそこなんかはどうでしょう?」
「さあ、みんなご飯を食べましょう」 美羽の合図で食堂へ行くことになった。すると、リカがぱっと俺の手を引っ張って、王雅お兄さん、今日は私の横に座って朝ごはん一緒に食べようね、と先陣を切って歩き出した。「ずるい、僕が先だよー!」と、ガックンにも捕まった。 ぐいぐい引っ張られて、俺は幸せを感じた。ふたりに取り合われるなんて、罪な男だな俺は。 「リカちゃん、ガックン、王雅お兄さんをそんなに引っ張っちゃダメでしょう? お兄さんの手がちぎ
それから3日経過した。 俺は早く美羽や子供たちに会いたくて、土日が楽しみで、そのために仕事が鬼頑張れるという充実感を得ていた。 今度はお菓子の家を作ってやろうと思ってる。業者にも手配済だ。あっと驚かせて、子供たちを喜ばせてやるんだ。 みんなの喜ぶ顔が見れると思うだけで、俺も嬉しくなる。早く実行したい。 ブーブー 子供たちのことを考えていると、仕事中のためにバイブレーションにしてあるスマートフォンが鳴っている。ディスプレイを見ると、施設に派遣しているSP
いよいよ美羽の誕生日がやってきた。この日をどんなに待ちわびたことか。着々と準備をしてきた成果が実るとき! 本日のプレゼントは、指輪と花とケーキ。 勿論、結婚を申し込むための指輪は、美羽に気に入られるような、それでいてさりげなく高級感漂う素材と宝石を駆使して、俺が特別にデザインしたもので作ったし、花は出来る限りゴージャスで尚且つ上品なものをオーダーした。 金は惜しまないつもりだが、遣いすぎると逆に受け取らないだろうから、加減が難しかった。&n