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第0703話

Auteur: 十六子
瑠璃は、瞬のこんな姿をこれまで一度も見たことがなかった。昼間の出来事が原因だと、彼女はすぐに察した。

彼の赤く染まった目の奥には、強い独占欲が見え隠れしていた。

その密着するような抱擁は、彼女に少し居心地の悪さを感じさせた。

「瞬、もうお酒やめよう。ちゃんと話そう?」

彼女はそう促し、瞬の腕から抜け出そうとした。だがその意図を見透かしたかのように、瞬は手を上げて瑠璃の後頭部を押さえた。

彼は身を屈めて近づいた。シャンデリアの淡い光の下、彼の顔立ちは酔いにうっすらと染まり、細く深い目元にはどこか人を惑わすような魅力が宿っていた。彼の顔が寸分ずつ近づいてくる。

その意図に気づいた瑠璃は、慌てて顔を横にそらした。

空を捉えた瞬は眉をひそめ、瑠璃の頬に手を添え、無理やり彼女に向き直らせた。

「瞬、あなた酔ってる……」

「千璃、知ってるか?君を初めて見た瞬間から、俺はずっと好きだった」

突然の告白に、瑠璃はわずかに動揺した。

この三年あまり、瞬の気持ちは何となく察していたが、彼が口に出して「好き」と言うのは初めてだった。

彼女も覚えていた。復讐が終わったら、瞬と一緒にF国
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