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第1006話

Penulis: 栄子
真奈美は、浩平がそんなお願いをしてくるとは思ってもみなかった。

油絵の心得は多少あるものの、何年も描いていない。正直なところ、あまり自信がなかった。

「ハンドモデルって、撮影現場で俳優と一緒に演技するの?」と彼女は尋ねた。

「通常、ハンドモデルは撮影現場で俳優と共演することもある。だけど、俳優のように一日中現場にいる必要はないし、撮影時間も比較的短いので心配しなくても大丈夫だよ」

浩平は真奈美の不安そうな表情を見て、こう付け加えた。「でも、個別に撮影することもできる。もし撮影現場が苦手なら、場所を決めて、俺がカメラマンを務めるよ」

そう言われると、それほど大変なことではなさそうだ。

それに、彼女もチャレンジしてみたい気持ちになった。

祐樹からも興味のあるものには、積極的に挑戦してみるべきだって言われていたから。

真奈美は浩平を見つめて、こう尋ねた。「私の絵の腕をそんなに信用してくれてる?」

浩平は軽く唇をあげて笑みを浮かべると、「なぜ俺が前の脚本を破棄して、この物語を書き直したか、分かる?」と尋ねた。

真奈美は唇を噛み締め、何も言わずに彼を見つめていた。

実は、彼
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