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第1075話

Author: 栄子
音々は到着ゲートから出てくると、すぐに輝の姿を見つけた。

「音々!」

輝は彼女に手を振った。

音々は足早に輝の方へ向かった。

輝は音々が近づいてくると、両腕を広げて彼女を強く抱きしめた。

「おかえり!」

音々は輝に抱きしめられ、彼の匂いに包まれると、全身の力が抜けていくのを感じた。

そして、輝に抱きつき返すと、目を閉じ、彼の体温と鼓動を感じた。

胸の奥が温かくなるのを感じながら、音々は言った。「輝、会いたかった」

「私も」輝は音々の顔を両手で包み込み、キスをした。

人通りの多い空港で、二人は周りの目をはばからず、深くキスを交わした。

たった二日間離れていただけで、これほどまでに想いが募るとは二人とも思わなかったのだ。

輝はキスを止めると、音々の手を握り、指を絡ませたまま言った。「帰ろう」

音々は、輝にキスされたことで頬を赤らめ、頷いた。繋がれた手から伝わる温もりと重みに、安心感を感じた。

......

40分後、白いレンジローバーはスターベイに到着した。

エレベーターで28階まで上がった。

玄関のドアが開くと同時に、音々は輝に靴箱に押し付けられ、激しい
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