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第1238話

Auteur: 栄子
真奈美は、きょとんとした顔をした。

そしてじっと見つめてくる男の瞳には、隠しようのない緊張と不安がありありと浮かんでいることに気が付いた。

その様子に、真奈美の心は少し揺らいだ。

彼女は口の端を上げて、大輝を安心させるように優しく言った。「大丈夫よ。みんながこんなに心配してくれるんだから、きっと長生きするわよ」

真奈美のその言葉に、大輝の目頭はじんわりと熱くなった。

長い間抑えていた感情が、不意にこみ上げてくる。彼は勢いよく立ち上がると、真奈美を強く抱きしめた。

彼はたくましい腕で、彼女の華奢な体をぎゅっと抱きしめると、こう言った。

「真奈美、今さら俺をもう一度受け入れてくれなんて、言える資格がないのは分かってる。でも、やっぱり俺はわがままなんだ。あなたの体のためにも、そして二人の子供のためにも......お願いだから、国内にいてほしいんだ」

離婚してから、二人がこうして抱きしめ合うのは初めてだった。

真奈美も、自分はきっと大輝を拒絶するだろうと思っていた。

けれど、抱きしめられて、不思議なほど心は穏やかだった。

それどころか、彼女は彼の背中にそっと手を伸ばし、優
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