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第1311話

Author: 栄子
梓の死は、優希にとって、とてつもなく大きな衝撃だった。

湊も、梓とは何度か顔を合わせたことがあった。だから二人が実の姉妹のように、とても仲が良かったことも知っている。

海外留学に旅立ち、これから輝かしい未来が待っているはずだったのに。まさか飛行機事故に遭うなんて、誰も想像していなかっただろう。まだ19歳だったのに、その若い命はあまりにも突然、奪われてしまった。

湊は、考えただけでも、たまらなく残念な気持ちになった。

ましてや、梓と姉妹のように仲の良かった優希の悲しみは、どれほどのものだろうか。

優希の心は、どれほど痛むことだろう。

湊は、その痛みを本当の意味で分かってあげることはできないと知りながらも、ただ彼女を慰めることしかできなかった。

優希は人前ではなんとか感情を抑えていた。湊のなぐさめの言葉に、彼女は真っ青な唇をかすかに動かし、ありがとうとだけ言った。

そんな彼女を湊は、心配そうに眉をひそめて見つめた。

そして病院から出てきた優希は、湊に言った。「先輩、申し訳ないんですけど、リーダーにしばらく休むって伝えてもらえませんか。数日間、北城に帰らないといけなくて」

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