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第601話

مؤلف: 連衣の水調
胤道は徐々に冷静さを取り戻し、携帯を手に取る。

「携帯を修理に出してやる」

魂が抜けたような静華の表情に、ようやくわずかな反応が見える。焦点の定まらない瞳に一瞬の驚きがよぎり、彼女はうつむいて小さな声で「ありがとう」と呟いた。

彼女は心から胤道に感謝している。この携帯は彼女にとって、かけがえのない大切なものだからだ。

胤道は心の中で自嘲した。自分のこの行動は、まるで静華を「湊」の自分へと押しやっているかのようだ。これまでも、ずっとそうだった。

すぐにスタッフがタオルと上着を持ってきた。胤道はそれを受け取ると、静華の頭に優しくかぶせ、冷たい風から彼女を守った。

次の瞬間、彼の眼差しは鋭く冷徹なものへと変わり、ここにいる全員を睨みつける。

「これは、誰の仕業だ?」

人だかりの中から誰かが小声で言う。

「自分で足を滑らせて落ちたんじゃないの?目が見えないんだし、仕方ないでしょ」

「そうよ。目が見えないなら、事故が起きても当然よね」

胤道は、それが絶対にあり得ないことを知っている。静華をよく知っているからだった。

彼女はいつも細心の注意を払って歩くし、目はかろうじて少し
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