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第89話

Penulis: 雲間探
しかも、あの薬だ。

でも智昭は薬の効き目を見抜いていたようで、あのスープは昨夜、結局飲まなかったらしい。

玲奈は、おばあさんがそんなことをするなんて思いもよらなかった。

眉をひそめた玲奈に、まだ口を開く前から老夫人が不満げにため息をついた。「孫が賢すぎるのも考えものだね。はあ、もう一人くらい孫が欲しかったのに。玲奈、時間があるなら智昭ともっと頑張ってくれないかい?」

玲奈「……」

彼女には分かっていた。

昨夜、智昭が彼女のために動いてくれたことには感謝している。でも、二人の関係に未来がないことも、もうはっきりしていた。

あの夜、本当に智昭と何かが起きていたら、それこそ最悪だった。

子どもをもうひとりなんて、絶対にありえない。

そんなことを思っていると、茜が階段を降りてきた。

彼女を見ると、玲奈の表情がわずかに曇った。優里への憧れを思い出したからだ。

朝食の時間、智昭はいつものように彼女の隣に座った。

でも、お互い何も話さなかった。

昨日は玲奈が茜を学校へ送ったが、今日は茜が智昭に送ってほしいと頼んだ。

智昭は「ああ、分かった」と返事をした。

老夫人が玲奈を見て言った。「じゃあ、智昭、あなたも玲奈を一緒に送っていきな。どうせ同じ——」

玲奈はそれを遮った。「いいえ、おばあさま。彼は接待も多いし会社にいる時間も少ないんです。私、車がないと不便なので」

だが、老夫人は納得しなかった。「彼が接待に行くなら行くで構わないよ。あなたが帰れない時は、前もって電話しておけば運転手が迎えに行ってくれるだろう?」

彼女が何か言う前に、老夫人が決めてしまった。「はい、それで決まりね」

玲奈「……」

彼女はちらりと智昭に目を向けた。

智昭は何も言わなかった。

つまり、了承したということだ。

朝食を終え、玲奈は仕方なく茜と一緒に智昭の車に乗ることになった。

茜は慣れた様子でさっと乗り込んだ。

玲奈と智昭が一緒に送ってくれることが嬉しくて、今日の茜は特に機嫌が良かった。

玲奈は最後に智昭の車に乗ったのがいつだったか思い出せなかった。

茜が車に乗った後、玲奈も乗ろうとしたが、智昭が口を開いた。「そっちに座って」

玲奈は一瞬足を止め、少し気まずそうにしながら、車の反対側に回り、運転手がドアを開けてくれるのを待って乗り込んだ。

彼女と智昭の間
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Komen (4)
goodnovel comment avatar
川島和代
これは、何話までなのだろう。
goodnovel comment avatar
Kaori s,
いつになったら、離婚するだろう。ちょっとイラつく(笑)
goodnovel comment avatar
桑村久子
玉ねぎ 智昭が出す条件は、もしかして優里を長墨ソフトに入れる事なの? 玲奈に早く幸せになって欲しいのに、次から次から試練を与えて、いつまで哀しませるつもり!! これ以上辛い事を与えるばかりでは、読んでてこちらが辛くなるので、読むのを止めようかな〜
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