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第11話

Author: 涼木
怜司は上着を脱いで私にかけようとしたが、その腕を警察官につかまれた。

「奥さんの死亡について、詳しく事情を伺います。署まで同行してください」

警察官たちは暴れる怜司を砂浜へ押さえ込んだ。

私の体が遺体袋に収められ、車へ運ばれていくのを目にすると、怜司は激しく身をよじった。

「紗奈を下ろせ!どこへ連れていくつもりだ!」

砂にこすれた怜司の頬から、血がにじんでいた。それでも、痛みには気づいていないようだった。

怜司は警察署へ連行されるあいだも叫び続けた。取調べが始まってからも、警察官に私の遺体を返せと要求した。

警察官が証拠写真を一枚ずつ机に並べると、怜司はようやく口を閉ざした。

「あなたは奥さんを愛していたと言いますが、こちらで調べたところ、あなたは結婚してから3年間、奥さんを放っておき、奥さんの妹である玲奈さんとは人目もはばからず親密にしていた。

今日も、その玲奈さんと結婚式を挙げていたんでしょう?」

怜司は首を横に振り、頑なに否定した。

「違う!玲奈なんか愛してない。俺が愛してるのは紗奈だけだ!玲奈は、紗奈を嫉妬させるために利用しただけだ。あいつなんか、紗奈と比
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