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第360話

Author: 心の底
朔也が眉をひそめ、莉亜の続きを待った。

「会社の社員たちにどうやら見られちゃって、今日はずっと会社で噂になってるの。私、気まずくて」

そう言いながら、莉亜は何もないようにそっと髪を整えた。

しかし、その頬の赤みがすべてを物語っていた。

「会社はきちんと仕事をする場所でしょう。他のことが絡むと、どうも落ち着かないの。だから、これからは会社で一緒に出るのは控えたほうがいいと思う」

朔也はため息をつき、もともと莉亜に説得しようとしたが、結局やめた。

「君がそう思うなら、もちろん君の言うことを聞くよ」

しかし、莉亜が国内で大規模な会議を開き、会社を設立したことは、すぐにエドワードに知られた。

その日、エドワードから莉亜に電話がかかってきた。

教授からの電話に、莉亜は少し驚いた。

「どうしましたか?急に海外から電話をかけてきたりして」

「リアさん、一体いつになったらこっちに来るんだ?私のプロジェクトは海外でなかなか進展しない。君がいなければ、あの学生たちは何をすべきか分からないんだ!そろそろ約束を果たしてもらうべきじゃないか?前に離婚したらすぐに来ると言っていただろう?」

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