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第46話

Autor: 心の底
朔也は秘書の質問に直接答えることなく、視線をカフェの窓側の席に落とし、何かを考えている様子だった。

それを見て、秘書は空気を読んで口を閉じ、それ以上尋ねることはなかった。

そして暫く経ってから、莉亜と会っていた女性が落ち着いた様子で中から出てきて、そのまま路肩に停まっているベントレーのほうへやって来た。

彼女は後部座席のドアを開けて入ってきた。

「朔也、今日はあなたの手助けをしてあげたでしょ、どうやってお礼をしてくれるの?」

朔也は秘書に目配せした。

秘書はすぐにビジネスバッグから契約書を取り出して彼女のほうへ差し出し、丁寧な笑みを見せた。「貴社の事業について、こちらはすでに考えをまとめてあります。この契約書をまずはご覧になってください」

渡された書類をざっと確認し、女性はとても興奮しているようだった。「朔也、本当に父との契約を決めたの?」

朔也が軽くそれに返事し、淡々とした口調で言った。「今日俺の手伝いをしてくれた礼だと思ってくれ。

具体的な内容に関しては俺の秘書からお前に連絡がいく。これ以上用がないなら、もう降りてくれないか」

その言葉に女性はわざと怒ったふりを
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