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154話

Author: 籘裏美馬
last update publish date: 2026-04-11 18:55:57

「もしもし、胡桃!?」

数コールで電話に出た胡桃に、桔梗は呼びかける。

〈ちょっと待ってね、お母さん。場所を移動するわ〉

電話の向こうから胡桃が歩く音が聞こえ、ドアが閉まる音がした。

〈もう大丈夫。それで……あったの?〉

「いいえ、色々探してみたんだけど、見つからないのよ。あの家にはないのかしら?」

〈でも……もみじに遺したものなら、絶対にもみじが持ってると思うんだけど……〉

2人はうんうんと悩む。

そこで胡桃ははっとしたように明るい声を上げた。

〈そうだ、お母さん!もみじのパソコン!パソコンを隅々まで確認して!〉

「確認しようとしたけど、ロックがかかっていて……何度もパスワードを間違えたら流石に不味いでしょう?」

〈それなら心配ないわ。パスワードを突破出来るような手を考える。明日もう1度行くのよね?〉

「ええ、そのつもりよ」

〈なら、今日中に手配するわ。後でメールする〉

「分かった、お願いするわね」

話を終えた2人は、そこで電話を切った。

一方、もみじ。

もみじは大きな家電量販店にやって来ていた。

胡桃と桔梗がそんな事を企んでいる事など知
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