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172話

Penulis: 籘裏美馬
last update Tanggal publikasi: 2026-04-20 18:52:39

「もっ、もう!私の話はいいから、蘭の話をしてよ!」

未だ、腑に落ちていないような顔の蘭に、もみじは話を変えるべく蘭に話を振った。

それからも、2人のお喋りは止まる事がなく、場所を移動しようか、と言う事になった。

時刻は午後3時。

他のカフェに行こうかと思っていたのだが、蘭がどうしても1件だけ会社で仕事を終わらせなくてはいけないらしく、もみじは蘭に頼み込まれて蘭の会社に一緒に着いて行く事になった。

「ごめんね、もみじ!すぐに仕事を終わらせるから、部屋でお茶でも飲んで待ってて!」

「むしろ、私が部屋にいて大丈夫なの?お仕事の邪魔にならない?守秘義務とか……」

「それは大丈夫!そこまで面倒な仕事じゃないから!」

蘭の会社──蘭デザインに到着したもみじと蘭。

社長室に2人で向かい、秘書がもみじのためにお茶を出してくれる。

パソコンに向き合い、蘭がカタカタと高速でキーボードを打つ音をBGMにしつつ、もみじは用意してくれたお茶を一口飲んだ。

そして、蘭が用意してくれた雑誌に手を伸ばしたもみじは、パラパラと雑誌を捲る。

デザイン会社らしく、雑誌はデザインに関する情報や、世
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