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第214話

Auteur: 霜晨月
last update Date de publication: 2026-10-01 18:54:07

博人が入院して七日目、最後の検査の結果が出た。

高血圧による動脈硬化だった。

幸いなことに、博人の症状は比較的軽く、回復も早かった。現在、各種の検査数値は良好で、すでに退院できる状態になっていた。

それでも、医師からは患者の体調には十分に気を配り、決して油断しないようにと颯斗に念を押された。患者本人が自宅で療養するのはもちろんのこと、家族もそばに付き添い、病状の変化をいつでも観察できるようにしておく必要があるという。

父親が退院した翌日は、風が穏やかでよく晴れた朝だった。颯斗と練は車で両親を新幹線の駅まで送り届けた。

博人と陽子の切符はとっくに手配してあった。しかし、颯斗がスーツケースを引いて出てきたのを見て、二人は一瞬ぽかんとした。

実のところ、母親はまだ定年退職の年齢に達していない。仕事と家事に加えて、病気の父親の世話までしなけ

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