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第434話

Author: 青葉凛
浩一としては、自分の行動の理由を自分なりに正当化して説明したつもりだった。

「じゃあ、この話はここまでね。そろそろ電話を切るわ。蘭がいつ戻れるか分からない以上、会社の仕事は全部私一人でこなさなきゃいけないから……その上、実家の方でも色々トラブルがあって、お兄ちゃんの件でもバタバタしてるの」

紫音は大きなため息をついた。仕事の膨大なタスクと、頭の痛い家族の問題。全てが同時に押し寄せてきて、自分がどれから手をつければいいのか見失いそうになるほど疲労困憊していた。

「州に何かあったのか?俺たち、昔から兄弟みたいに仲が良かっただろう?もし何か力になれることがあるなら言ってくれ。俺から連絡して、話を聞きに行こうか?」

浩一の声が真剣なものへと変わった。お互いに自分の事業を始めてからは会う機会も減っていたが、昔からの固い絆は健在だ。友人の危機と聞けば、自ら駆けつけるくらいには情に厚いのだ。

「お兄ちゃん、恋愛関係でちょっと深刻な問題が起きてね。こればっかりは他人がどうこうできる問題じゃないから、浩一さんが直接手助けできることはないと思う。ただ……お兄ちゃん、今すごく落ち込んでるから、時間
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