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第881話

Author: 青葉凛
一体どう言えば、この頑なな彼女を救えるのだろうか。

紫音は深いもどかしさを感じていた。

やがて、重い沈黙を破るように、蘭がポツリと口を開いた。

「……紫音さんが私のことを心配してくださっているのは、痛いほどわかっています」

蘭の声は、今にも泣き出しそうに震えていた。

彼女は力なくうつむき、膝の上でギュッと拳を握りしめる。

「でも、家に一人でいると、色々なことが頭の中をぐるぐる回って……どうにかなりそうだったんです。

正直に言います、紫音さん。私、彼に別れを告げてからずっと……息をするのもしんどくて」

絞り出すようなその声には、限界まで張り詰めた痛みが滲んでいた。「昨夜、律さんがおっしゃった言葉……全部、本当にその通りでした」

律が放った冷徹なまでの正論。それは、蘭が目を背けていた現実を容赦なく抉り出していたのだ。

「昨日家に帰ってから、一睡もできずにずっと考えていました。私……間違っていたんでしょうか」

ぽつり、ぽつりとこぼれ落ちる言葉には、激しい後悔と自己嫌悪が入り混じっている。

「私って、本当に最低で自分勝手ですよね。身分が違うから、彼に迷惑をかけたくないか
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