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第168話

작가: 猫ちゃん
凪は呆れた。

なんて自己中心的な人なの?

自分がいつ、彼のために服を選んでいるなんて言ったの?

「そこに鏡があるでしょう?自分の姿をちゃんと確かめて、立場をわきまえたら?

私は恋人のためにシャツを選んでるの。部外者のあなたには関係ないでしょ?」

凪は冷たく渉を一瞥した。

そしてふと、素敵なシャツが目に留まった。

空のしっかりした肩幅と引き締まった体に、よく似合いそうだ。

凪はそのまま渉の肩を押しのけて、目当てのシャツに向かって歩き出した。

ぶつかられた渉はよろけ、輝いていた表情は一瞬で暗くなった。

凪の手がシャツに触れようとしたその時、直美が横からスッとそれを取り上げた。

「凪さん、私と趣味が似てますね。この服、渉さんにぴったりだと思ったの」

凪は手を止めた。

さっきまでいいデザインだと思っていたのに。

それが渉に似合うと言われた瞬間、急に嫌悪感を覚えた。

「渉に似合うようなものじゃ、私の恋人にふさわしくないわ。欲しければお好きにどうぞ」

凪はくるりと背を向けた。

直美は悔しそうに歯を食いしばったが、店内で騒ぐわけにもいかず、腹を立てていると、凪がまた
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