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第37話

Author: 猫ちゃん
この言葉を聞いて、直美の顔からサッと血の気が引いた。

誰がカナリアだって。

誰が役立たずよ。

彼女は歯を食いしばった。「渉さんはそんなこと思ってないわ!あなたが不倫してるのは勝手だけど、私と渉さんの仲を裂こうとするのはやめて……」

「二人の絆が本当に固いなら、私の言葉くらいで揺らぐはずないでしょ?」凪は二人を全く相手にせず、冷たく笑った。

「どうしてそんな風に思うの。もしかして、あなたが不倫してるから、心が満たされないで……」

「もういい!」

渉が、突然直美の言葉を遮った。「さっきから不倫だなんて!そんな言葉、何かいい言葉なのか?しつこく言い続けるな!」

彼は、凪が不倫と呼ばれるのを聞きたくなかったのだ。

そう怒鳴られて、直美の目から涙がこぼれ落ちた。「渉さん、私を怒鳴るの?」

凪は、興味深そうにその光景を見ていた。

珍しい。渉が直美にあんなに怒るなんて。

渉も我に返り、自分がきつい言い方をしたことに気づいた。慌てて直美に向き直る。「直美、俺は……」

「渉さん、私のことがそんなに嫌いなの?」

「違うんだ……」

「もうあなたに迷惑はかけない。明日には出ていく
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