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第79話

Author: ドドポ
実は買うつもりなど毛頭なかったが。

「あんたが?買えるわけないでしょ!」

洋子が眉を吊り上げた。

「前回六千万円を弁償させられたこと、もう忘れたの?」

澪がその件を持ち出すと、洋子の顔色は一瞬で青ざめた。

「あれはあんたの恐喝よ!」

「洵の頭で、恐喝されて素直にお金を払うと思う?」

洋子は黙り込んだ。

千雪も横で眉をひそめていた。

彼女には澪がどこからそんな金を得ているのか理解できなかった。六千万円のドレスに、何十億円のプレゼント。

だが、澪をこのまま得意がらせておくつもりはなかった。

「本当に羨ましいわ。アクセサリーを自分で買わなきゃいけないなんて。私なんて、持ってるジュエリーは全部洵からのプレゼントよ……

そういえば澪さん、洵のために何年も家事をして尽くしてきたのに、彼から一つもジュエリーを贈られたことがないんじゃない?」

澪の口元の笑みが消えた。

洵は確かにジュエリーを贈ってくれたが、それはすべてピンクダイヤモンドだった――

千雪の好きなものだ。

澪が押し黙ったのを見て、千雪は勝ち誇ったように笑った。

「澪さん、もうすぐ洵が来るの。彼とアクセサリ
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