跡継ぎ目的だったんですか?~この子は渡さない

跡継ぎ目的だったんですか?~この子は渡さない

last updateLast Updated : 2025-10-04
By:  satomiCompleted
Language: Japanese
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三条商事で秘書として働いていた高田瑠璃は、会社の次期CEOの三条翼と交際していました。社内で二人の関係は秘密です。 ある日、瑠璃の妊娠が発覚。男女の双子。翼に打ち明けると、翼には幼馴染の婚約者がいると衝撃の告白。さらに、男の子を寄越せとの要求。 翌日、瑠璃は会社を退社し、母の田舎へと出ていくことに決めた。

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Chapter 1

1.

 私、高田瑠璃は三条商事で秘書の仕事をしています。

 それで…彼の三条翼さんは…この会社の社長でグループ企業の次期CEO。所謂御曹司サマというやつです♡

 どちらからともなく交際がスタートして、どちらからともなく自然な流れで同棲してるけど、二人の関係は社内で極秘です。―――多分、バレたらやっかみがスゴイと思う。業務に支障をきたすかも…というのが理由かな?

「社長、こちらが本日の午前にある会議の資料となりますので目を通しておいてください。午後からは取引先の企業との会談があります。こちらは、うちの商品を取り扱っていただけるか否かの重要なものとなっております」

「わかった。今日も朝から業務の報告ご苦労」

 というのが、社内での二人の会話なんだけど……。社内メールで、『今日も終業後、重役限定の駐車場で待ってるよ』 とか書いてあると、顔が緩んじゃいます!恥ずかしい~‼本来ならば、こんなメールも残しておきたいんだけど、あくまでも二人の関係が社内で極秘なので、泣く泣く消去。密かにメモリースティックにとってあることは、私だけの密やかな秘密。

 休日に家に一人でいたりするときにこっそりと見ていたりします。翼さんは休日でも仕事が入ったりするみたいで、仕事で忙しいらしいです。御曹司って忙しいなぁ。

「悪い。遅くなった」

「ううん?大丈夫。ヒールでも慣れてるから。翼さんの予定は知ってるし」

「そうだったな。それじゃあ、帰って美味いもんでも食べるか!」

「うん!」

 最初は翼さんを待ってる時に重役用駐車場に萎縮しちゃって、うずくまって壁にもたれてたけど(これはこれで不審)、最近は堂々と立って待ってる。

 そんなある時、私は思いました。

(あれ?前回の生理っていつ来たっけ?)

 忙しさにかまけてそんなことは手帳に書いていませんでした。

 私の手帳は翼さんのスケジュール管理に使われていて、もうビッチリと書き込まれています。私の私的なことは書いてないんじゃないかなぁ?

 もしやと思い、私は一人薬局に行き、妊娠検査薬で検査しました。

 検査に不備があるといけないので、複数の検査薬を利用して検査をしましたが、どの検査薬でも結果は陽性。

 私のお腹には翼さんの子が…

 そう思うと、まだ見ぬ我が子に愛しさがこみ上げてきました。翼さんに伝えた方がいいよね?あ、でも彼は御曹司だからこういうのに結構ナーバスだったりするのかな?

 そんな事もあり、私は一人で産婦人科を受診することにしました。

 なんと、男女の双子を妊娠。

 男の子は三条財閥の跡継ぎになっちゃったりするのかな?って私はまだプロポーズもされてないのに気が早すぎるかな?

 翼さんも喜んでくれるといいな。

 そんな思いで私は家路に急いだ。

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