転生したのでスタートダッシュを決めてみた

転生したのでスタートダッシュを決めてみた

last updateÚltima actualización : 2026-09-22
Por:  結城 木綿希En curso
Idioma: Japanese
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いろいろあって死んだわけだけど、うだうだしてても仕方がないからとりあえずスタートダッシュをきめてみることにする。どうせ俺は凡人だしな。天才連中に追いつかれるまで意地汚く逃げてやんよ。別にこっちで天才連中とかあったことないし噂も聞いたことないけど。たぶん!きっと!おそらくいる!あとはあれだ!強ければ長生きできる!悠々自適な生活には干渉を跳ね除ける力が必要だからな!これぞ完璧な計画!わーっはっはっは!

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Capítulo 1

一話 主人公が死んだ!この人でなし!

「先輩、お疲れ様です。」

(ほんっとうに疲れた。それでもこれが上司としての仕事。ならばそれを真っ当するまで!ただちょっとでいいから私に優しくしてくれる部下が欲しい。一応義理で差し入れしてくれて嬉しくは思うんだが……なんかこうもっと仲良くなりたい。)

「おう、お疲れさん。楽しんでこいよ。」

(会社という組織に所属し労働をする以上仲良しこよしが一概に良いとは言えないし、友達作りに会社に来てる訳でもない。それでも俺はもう少し仲良くなりたい。感情面を抜きにしてもこのご時世だと部下のメンタルケアもしていかないといつパワハラで訴えられたり退職代行を使われてしまうかわからない。)

「はい、じゃあみんな行こうか。それでは先輩、お先失礼しますね。」

(誘われたかったなぁ……こっちから誘うと断りずらいだろうしパワハラとかになっちゃうかなぁ……。)

この物語の主人公である良いか悪いかで言えばそこそこ良いけれどもモテるほどかと言われる微妙な顔をした彼の名前は宮中 修司。今しがた後輩を見送った彼は39歳でとある大企業で課長をしているサラリーマン。若いうちに課長へ昇進できたことを大いに喜び、さらに上を目指すことをワインを片手に誓いそれはそれはよく働いた。だが今の彼は……鬼〇ろし片手に泣いていた。

(上層部は圧力かけてくるし、部下の育成は上手くいかないし!そもそも私は……いやもう心の中でまで取り繕う必要はないか。俺はこんな仕事することになってんだよ!いい大学に入って大きな会社に入って自分磨きを怠らずにコツコツやれば良いことあるって聞いたのに!なんで!こんなに悲しいんだよぉ!慕ってくれる部下はいない!帰りを待ってくれる恋人もいない!マッチングアプリに登録しても連絡をくれるのは一向に会ってくれないおそらくサクラの女のみ。どうしてこうなった!)

彼は上司にも部下にも恵まれなかった。上司は業務成績について彼に詰め寄り、仕事は彼に押し付ける。その上で彼の成果物は図々しくもむしり取り何もしていない上司が主導でことを進めたことにされる。ただのまるまる太った寄生虫である。

部下も部下でミスが多くその尻拭いに彼が奔走することが多々あり、ミスのフォローのために彼が会社に遅くまで残って作業をすることも多々あった。いつまで経ってもその部下のミスのフォローから開放されることは無く、そのミスをする部下が1人ではなく多数いるのも彼にとって不幸なことだろう。それでも彼は部下たちの成長を感じていたし、自らもまた若手の時はそうやってミスのフォローもしてもらっていた以上さほど不満はない。ただただ少しでも早く彼らが独り立ちすることを祈るだけである。

最大の不幸は彼が優秀であったことだ。そして彼が善良だったこと。回せていたのだ。ミスを彼一人がカバーする形でも。故にその事が外に伝わることはない。上に伝わったところで上がアレな以上まぁさして変わらないとは思うが……

とはいえ彼を慕う部下がいなかったと言うと断じてそうではない。事実、忙しそうにしている彼に差し入れを持っていくものは多い。とはいえ……いつも膨大な仕事に忙殺されている彼を食事や飲み会に誘える剛の者はいなかったのである。

彼の思い描く上司と部下の関係はお互いに食事や飲み会に誘い合うというもの。誘われた部下達が彼にどんな返事をしたかというと『先輩!お願いしますもう寝てください!』である。とはいえ仕事を増やす原因でもある以上なんも言えない部下たちであった。

悲しき行き違いのせいで彼らはお互いにちょっぴり悲しそうにしていた。人間で言うところの両片思いというやつである。お互いがお互いを思い気遣うばかりに……おっと失礼。喋りすぎてしまったな。余はここいらでお暇させていただこうか。

余の名は創壊の███=█████という。それではまた会おう異界に住まう観測者たちよ。

「あ゙ぁぁぁ〜胃に穴あきそう…俺もうそんなに若くないから無理がきかないってのによぉ。最近忙しくて休みもとれてないし、俺……早死するんだろうなぁ。」

"ズキンッ"

「うっ……」

(急に頭痛が……それに立ちくらみも……ってここはまずい。あ、死んだなこりゃ。さすがにこの位置から階段を転げ落ちたら俺のボロボロの身体がポックリいっちまう。即落ち二コマかよ。いや、でもそれはそれでいいのかもしれない。)

"ゴンッ"

(それはそれでいいかもとは思ったけど、こんなオチはさすがにあんまりだろ。落ちたところ知らんやつがたん吐いたとこかよ最後までツイてない。いろいろ頑張ってはみたけど結局ろくな事なかっt……な……)

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一話 主人公が死んだ!この人でなし!
「先輩、お疲れ様です。」 (ほんっとうに疲れた。それでもこれが上司としての仕事。ならばそれを真っ当するまで!ただちょっとでいいから私に優しくしてくれる部下が欲しい。一応義理で差し入れしてくれて嬉しくは思うんだが……なんかこうもっと仲良くなりたい。) 「おう、お疲れさん。楽しんでこいよ。」 (会社という組織に所属し労働をする以上仲良しこよしが一概に良いとは言えないし、友達作りに会社に来てる訳でもない。それでも俺はもう少し仲良くなりたい。感情面を抜きにしてもこのご時世だと部下のメンタルケアもしていかないといつパワハラで訴えられたり退職代行を使われてしまうかわからない。) 「はい、じゃあみんな行こうか。それでは先輩、お先失礼しますね。」 (誘われたかったなぁ……こっちから誘うと断りずらいだろうしパワハラとかになっちゃうかなぁ……。) この物語の主人公である良いか悪いかで言えばそこそこ良いけれどもモテるほどかと言われる微妙な顔をした彼の名前は宮中 修司。今しがた後輩を見送った彼は39歳でとある大企業で課長をしているサラリーマン。若いうちに課長へ昇進できたことを大いに喜び、さらに上を目指すことをワインを片手に誓いそれはそれはよく働いた。だが今の彼は……鬼〇ろし片手に泣いていた。 (上層部は圧力かけてくるし、部下の育成は上手くいかないし!そもそも私は……いやもう心の中でまで取り繕う必要はないか。俺はこんな仕事することになってんだよ!いい大学に入って大きな会社に入って自分磨きを怠らずにコツコツやれば良いことあるって聞いたのに!なんで!こんなに悲しいんだよぉ!慕ってくれる部下はいない!帰りを待ってくれる恋人もいない!マッチングアプリに登録しても連絡をくれるのは一向に会ってくれないおそらくサクラの女のみ。どうしてこうなった!) 彼は上司にも部下にも恵まれなかった。上司は業務成績について彼に詰め寄り、仕事は彼に押し付ける。その上で彼の成果物は図々しくもむしり取り何もしていない上司が主導でことを進めたことにされる。ただのまるまる太った寄生虫である。 部下も部下でミスが多くその尻拭いに彼が奔走することが多々あり、ミスのフォローのために彼が会社に遅くまで残って作業をすることも多々あった。いつまで経ってもその部下のミスのフォローから開放されることは無く、
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二話 魔力(推定)で遊ぼう!
(え?ここどこ?あ、なんか如何にも仙人とか神様って感じの人が来た) 『宮中よ、我が世界によく参った。おじぃ様から話は聞いている。我が加護を使ってお前の好きに生きるがよい。気が向いたら教会に来い。都合が合えば多少は話せるだろうからな……。——さてと、心の貧しきものではないのは確かではあるが斯様に凡庸な者のなにがおじぃ様の琴線に触れたのやら。まぁ頼まれていたことはやったことだし、あとはあの者次第。その生き様を楽しませてもらうとしようか。おっと、念話を切り忘れていたか。まぁいいか。精々生にしがみつくことだな。』 "ピロンッ、加護[創造神の関心]を取得しました" (あれ?なんか取得した。あと創造神様もミュートし忘れみたいなことするんだな。そんなことよりもう少し状況説明を……) 「あ、あの……」 (視界が……暗……く……なって……) ◇◇ (ここ……どこだ?真っ暗で何も見えない。でも何か聞こえ……) 『私の坊や、元気に産まれてきてねぇ〜』 (は?胎児からだと?あの爺さんがもう少し説明してくれてもいいだろ……)「イテッ!」 "ピロンッ、称号[最速で神罰を受けし者][神々の関心を集めし者]を取得しました" (え?あれ神罰なの?そんな気軽に神罰って下るの?まぁたしかに爺さん呼びは……)「イテッ!」 (良くなかったな……にしても気軽に神罰使うなぁ、あのご老体は。)「イテッ!」 "ピロンッ、称号[創造神の神罰収集家]を取得しました。" (好きで神罰受けてる訳じゃないのに何か変な称号付けられたんだけど!?集めてねぇし!ったく創造神様のくせに心が狭いなぁ!……ん?神罰こない。さては図星か?)「イテッ!」 ◇◇ 1週間後…… (あぁ暇だ〜最初のうちは外の音とかに耳をすませて聞いてたり寝たりで時間過ぎてったけど、流石に暇すぎる。もう気が狂いそうだ。知らん言語で話されるとなかなかに苦痛なんよ。だいたいこういうのは異世界言語的なスキルがあって最初からわかるもんじゃないのかよ。)「イテッ!」 (いったいなぁもう!いや待てよ?たしかにそんな異世界なんて名のつく意味不明なスキル持ってたら怪しいことこの上ないな。見る人が見れば、それこそ異世界という概念を知ってる学者あるいは王侯貴族が俺のスキルのことを知れば最悪の展開にもなりうるか。創造神様、感謝致しま
last updateÚltima actualización : 2026-08-31
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三話 喪失
(そういえば異世界ものでは定番のアレを試してなかったな。よし、いくぞ!ステータスオープン!!) "ブオンッ" (お、出てきた出てきた!何をどうしてこうやって可視化してるのかも分からないし、この胎児一人分のスペースしかないこの場所で表示できるてる理由も分からない。異世界って不思議だなぁ〜ってそうじゃない。どれどれ〜俺ちゃんのステータスはっと。) 名前 未定 種族 人間 年齢 0歳 〈能力〉[魔力操作Lv10][並列思考Lv2][魔力感知] 〈称号〉[サネリア公爵家長女][最速で神罰を受けし者][神々の関心を集めし者][創造神の神罰収集家] 〈加護〉[創造神の関心] (え?ちょっと待ってちょっと待って!気になるところはいっぱいあるけど、は?長女!?性別変わるとか聞いてないんですけど!俺ちゃんが俺ちゃんになるの!?私ちゃんの方がいいのか?……っと俺ちゃんとしたことが取り乱しちまったぜ。はぁこれが現実か……受け入れるしかないのかよ。気になるのは他にものはいっぱいあるし、とりあえずは続き見るか。) 〈スキル〉 [魔力操作Lv10] Lv upまでの必要熟練度は…… 魔力の操作を補助し魔法の展開を速くする。魔法の中にはこのスキルの保持を前提としたものも存在する。パッシブ能力 [並列思考Lv3] Lv upまでの必要熟練度は…… 素の思考領域✕能力レベルの思考能力を得る。パッシブ能力 [魔力感知] 周囲の魔力を感知することが出来るようになる。また、その副次効果として魔力の反射、透過を観測することで周囲の情報を得ることができる。アクティブ能力 〈称号〉 [公爵家長女] アレクシス王国の国王の弟の家の長女。 [最速で神罰を受けし者] 過去最速で神罰を受けるというある意味での偉業を成し遂げた者に与えられる称号 [神々の関心を集めし者] 多くの神から注目、観察されている者に与えられる称号 [創造神の神罰収集家] 創造神から3回以上神罰を受けた者に与えられる称号 〈加護〉 [創造神の関心] 能力[無限の可能性]、能力[超回復]を加護所有者に取得させる※能力の効果については未開示 (神様たちに観察されてるとかストーk……これ以上はダメな気
last updateÚltima actualización : 2026-09-03
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四話 要介護者の日常
まえがき  どうも皆さんこんにちはルミネです。まぁルミネと言われても誰かわからないと思うので少し自己紹介をしたいと思います。私はルミリーネ・サネリア=アレクシス。宮中修司の転生体です。まぁ私はアレクシス王国という所の公爵令嬢になったわけなんですけど、特にやることは変わらないんですよね。そりゃあそうですけど、赤ちゃんですし…… ただの転生だと思ってたら性転換までしちゃった私の新しい家族との新しい日常をご覧下さい! それでは本編が始まります。3・2・1・Q〜 ―――――――――――――――――――――― (いや〜順調順調!言語習得を出産に間に合わせれて能力も生えたし!魔力操作の特訓も胎内では出来なかった体外制御してたら熟練度がおいしいことおいしいこと。魔力を体内循環した状態で動くとどうなるかの検証も出来たし順調すぎて怖いくらいだよ。我が世の春とはこのことよ!) 「ワーッハッハッハッ〜ん?部屋にメイドさんが近づいてきた!寝たフリ寝たフリっと。」 "すぴ〜すぴ〜" 『お嬢様はほんとにお行儀良くて手のかからない子ですね〜。おしめも…大丈夫そうですね。 』 "すぴ〜すぴ〜"   "バタンッ" なんとか寝たフリを続けたルミネではあったが内心では恥ずかしさに悶えていた。それはそうだろう。前世がある分彼女の精神年齢は39歳。介護を受ける年齢でも障害があった訳でもないため、おしめの確認をされるのは精神的にだいぶくるのだ。 しかも、確認をするのはメイドさんつまり女性である。ルミネの前世は男の子、彼女の主観では39歳の健常なおっさんが女性におしめの確認をしてもらう……ただの犯罪である。その罪悪感と羞恥心から彼女は日々おしめの確認をされるたびに悶々としながら生活していた。 「……よし、こんだけ離れればもう聞こえないだろ。」 (恥ずっ、いや恥ずっ……私は女の子、乳児、だからなんの問題もない……はず。) 何事も無かったかのように振舞ってはいるが無論痩せ我慢である。元が男であるとはいえ生まれ変わって今は乳児である以上なんの問題もないのだが、元男としての大切な何かがゴリゴリ削られていく気がするのだった…… そして、彼女を襲う羞恥心はおしめの確認時だけではなかった。彼女の食事の時にやってくる。そう、授乳だ……おしめの時同様、39歳のおっさんが若い女性の乳房を咥
last updateÚltima actualización : 2026-09-04
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五話 Bomb
産まれてから1ヶ月が経とうとしていたある日、サネリア公爵家で爆音とともに事件がおこった…… "ボンッドッカーン" "パラパラパラ……" 『敵襲か!?』 『ルミネ、大丈夫?怪我とかしてない?』 「いや…えっと〜その〜ですねぇ〜」 『『しゃ』』 「しゃ?」 『『喋ったーーーーーーー!!!』』 「ん?あ……あぁ!やっべ!」 ことの発端は遡ること数十分前……  私は今までは避けてきた火魔法の発動に踏み切ることにした。避けてきた理由は単純明快、威力の制御に失敗した場合どの程度の被害がでるか予想がしにくく、目立つからだ。だがこの日、ついに火魔法を発動させることにしたのだ。 (魔力で水素を集めて魔力を熱エネルギーに変換して発火っと。小さい火、小さい火……) "ボッ" (良かった〜できたー!!) ここまでは良かった。ここまでは…… 今思えばここでやめておけば良かった…… だがその時のアイデアは画期的で思いついたからには試しにやってみたくなったのだ。私はその衝動に抗いきれなかった…… (火かぁ〜そういや前世の学校で核融合反応とか習ったな〜なんだっけあれ……原子核同士がぶつかり合ってより重い原子核になるんだったか……魔力同士をぶつかり合ったらどうなるんだろう……重魔力とかなるんかなぁ〜よし、やるか!) (こうか?いや、こうか?こうかなぁ〜?う〜ん……出来た!試しにさっきの火魔法使ってみるか……小さい火、小さい火……) "ボンッドッカーン" "パラパラパラ……" 後にこの事件の首謀者のR氏はこう語っている…… 「自分でもなんでこの時こうも短絡的にやると決めてしまったのかわからない。今はとても反省している。もう二度とこんなことはしない。」 とまぁこんなことがあって冒頭の場面に戻る…… 「ば、ばぶぅ〜」 『そっかそっかぁ〜赤ちゃんだもんね…………ってなるかい!!さっきまでバリバリ喋ってたでしょうが!!』 (やっぱり無理だったか……) 「あ、はい……」 『さっさと事情を話しなさい。』 「魔力操作で遊んでて試しに火魔法を使って暴発させました、以上です。」 『(え?魔法?ルミネはまだ0歳。信じ難いけど魔力の残滓があってその魔力はルミネの物と一致する……まさか、うちの子天才!!)ゴホンッ、魔法を使ったのは今回が初めて?』 「|ハ、ハイ《は
last updateÚltima actualización : 2026-09-05
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六話 パンプアップ(笑)
武術をお父様に教えてもらえることになったルミネ。そして今日は初n… "ガバッ"「よし、やるぞーー!!」  うるせぇ!まだ|俺《地の文》が喋ってんだろうが! …………ゴホンッ!ベットから身体を起こして直ぐに叫ぶルミネは自力で身支度をしていった。高いところにある物は身体強化魔法を使ってジャンプをしつ…… "ゴンッ"「痛っ跳びすぎちゃった……でもまぁ名誉の負傷ってことで」  とまぁどうにかこうにか身支度を終えたルミネは期待と興奮を隠しきれない様子で庭へと駆け出して行った…… 「…………来ない。どうしようかなぁ。催促しにいくかなぁ。そうは言っても一応教えを乞う立場だし初日からこんな形で文句を言うわけにもいかない気がする気がしなくとないと思わなくもないというか、とりあえず自主練をして待っていた方がいいんじゃないかというか……よし!文句言おう!」 (即断即決は美点だよね!)  手のひらくるくるルミネちゃんなのであった。            :            : 執務室の仮眠室にて "ガチャッ、 『すぴ〜すぴ〜ふがっ……すぴ〜すぴ〜ふがっ……』 (わーお、ガーチで爆睡じゃないですか。可愛い可愛いこのルミネちゃんとの稽古があるにも関わらず……) 「父様〜起きてくださ〜い早く朝練しましょうよ〜」 『すぴ〜すぴ〜ふがっ……すぴ〜すぴ〜ふがっ……』 (全っ然起きないなぁ……もう少し声張るか。) 「すぅぅぅぅぅっ……父様ーー!!起きてくださーーい!!早く朝練しましょうよーー!!」 (全然起きないなぁ……朝弱いのか?ならなんで朝練のお願いに了承したのさ。起きれもしないのに頷くなんてほんと無責任な人だなぁ。) ※ゴリ押してなし崩し的に頷かせたのはルミネ 「こうなったら最後の手段だ!布団捲ろう。」 "バサァ" 『ふがっ!ん?あぁルミネか……どうしたんだ?』 「どうしたんだ?じゃないですよ!!"ゲシッ!"早く身支度してください!!早く特訓にいきますよ!!」 ※つい足が出て蹴った。何度も言うがゴリ押しのはルミネで、もっと言えば時間の指定はなかった。 『早くね?』  その通り!早すぎる!彼のために説明すると、貴族は結構忙しいのだ。領地持ちの貴族なら尚更だ。領民の生活を維持するための仕事だ。忙しくないわけがない。昨日はい
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七話 読書週間
「父様、魔法についての本が読みたいので書斎に入ってもいいですか?」『それは良いんだが魔法の勉強ならたしか地下書庫の方がいいと思うぞ?初代国王の建国記とかもあって、それには今じゃ誰も使えないような魔法も載ってたしな。地下書庫は書斎の絨毯めくったら入る所があるから。』「え?この家地下書庫なんてあるんですね!今から行ってきます!メイドさん、食事の時間になったら書庫まで呼びに来てください。父様、ありがとうございます!では……」"バタバタバタッ"『廊下は走るなよ〜』「は〜い!」書斎にて……「お〜なんか秘密基地みたいでわくわくするなぁ〜うわ!重たっ身体強化するの忘れてたよ。じゃあ改めて、よいしょっと!さてと、入りますか〜」「うわぁ〜埃っぽいなぁ〜 "クリーン" よし、これで綺麗になったし行くか!」           :           :「階段長くね?何を考えてこんな下に書庫を作ったんだよ……でもまぁ扉見えたしもうひと踏ん張りか……」 この時ルミネは別に本当に長い思って長いと言ったわけではなかった。早く本を読みたくて読みたくてしょうがなかったが故につい文句を言いたくなってしまったのだった。端的に言えば楽しみをお預けにされてぶつくさ言ってるだけだったのだ。「あぁ〜ちょー楽しみだわ。魔導書とかあるのかなぁ〜私の想像を超える魔法とも出会えるんだろうなぁ〜頼むから失望させないでくれよ〜よし、開けるか……」"ガチャッ"その瞬間、ルミネは息を飲んだ……「なんだこれ……屋敷の地下にこんな大空間があったなんて……これは期待出来そうだ!さて、どれから読もうかなぁ〜」 そう言って書庫内を見渡し始めたルミネだったが、彼女の視線は書庫の一角にある数冊の魔導書へと吸い寄せられた。そう、前世では創作物の中でしか存在しなかった……「ネクロノミコンにエイボンの書……おいおいマジかよ、とんでもねぇもんがあるじゃねぇか……」「おいおいマジかよ……とんだ劇物じゃねぇか!あぁこれなんて旧支配者たちとでも戦えと!?対抗する術を教えられても抗えるわけないだろうが!!そもそもなんでこんな禁書じみたやつがここに……禁書?こんなやばい本は本来王城で保管されるはず……もしかして何らかの理由によって王城で保管することが出来なかった?王家がこれらの本を所有しているのを知られると都合が
last updateÚltima actualización : 2026-09-07
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八話 人類卒業試験
"バタバタバタッ、ガチャッ"「父様!!突然すいませんが至急お話が……」『わかった。ここでいいか?』「はい、今からする話が他の誰にも聞かれないようにして頂けるのであれば問題ないです。」『うむ、なら人払いをしよう。この部屋に近寄らないよう通達するか。』「お願いします。この話を聞かれると無駄な混乱が生じます。」『執事長!』"ガチャッ"『は、ここに。』『人払いを頼む。もう一度声をかけるまでこの部屋誰もに近寄らないよう通達しておいてくれ。』『御意に。』"ガチャッ"『で、その話というのは……』「はい。この国、ひいては人類。そしてこの世界の存亡に関わる話です。」『な!それほどの事なのか……』「はい、建国記の最後のページに挟まっていた初代国王陛下の手記に記載されていた情報が真実なら……」『お前の場合はそれがあったのか……あそこは魔力が多い者ほど深く広い空間に行けるんだよ。そしてその者に必要な種類と量の本をもたらす。それはそうとそれが本当なら私だけではなく国王陛下のいる場で説明してもらうべきだな……』「え?」『よし、謁見するぞ。準備してこい。今から登城する。』「え、えぇぇぇーーーー!!!」            :            :「私の予定では父様に説明して陛下には父様の口から説明してもらうつもりだったのに……なんで私の口から説明しなきゃいけないんですか……」『このレベルの話を陛下より先に私が把握してるのもなんだしなぁ。まぁなんだ、頑張れ。』(クソ〜このオヤジ他人事だからって……)『なんだ?何か言いたいことでもあるのか?』(こいつ、分かってて言ってきてやがる……)「父様、何も言いたいことなどありませんよ。」『そうか、それは良かった。さて、じゃあ部屋入るぞ?』「はい。」(いや、緊張すんなぁ〜)"ガチャッ"『では、この部屋にお入りください。』『久しいな、弟よ。して、話とはなんだ?』『は、それについては私の娘から……』「では私から説明させて頂きます。今から話すのは私が公爵家の地下書庫に入った時に知り得た情報です。」『ルミネよ、今この場にいるのはそなたの父と叔父だ。そう畏まらなくてもよい。』「ふ〜じゃあ肩の力を抜かせてもらいますね。かつて初代国王陛下が打ち倒した邪悪な神のごとき存在が復活するそうなので
last updateÚltima actualización : 2026-09-08
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九話 参拝(広義)
「言いたいことは色々あると思うんですけど、私は神様に会ってきますね〜」 そう言ってルミネはおもむろに神像の前に跪いて祈りだした……(神様〜宮中修司で〜す!来ましたよ〜お時間ありますか〜?)すると、突然神像が光りだして……"バタッ"ルミネは突如意識を失って地面に倒れこんだ……『ルミネ!!脈は……正常だ。気を失ってるだけか?』『あの光は何だったんだ!まさか、使徒様!?あぁ神よ……使徒様と同じ時代を生きれるとは……あぁなんて光栄な……』「こ、ここは?なんだこの今いるロッジみたいなのあって他に何にもないこの空間は!まるで、まるで!〇〇と時の部屋じゃないか!!とまぁボケるのはこのくらいにしといてっと。神様〜いるんでしょ〜?」『残念ながら髭じじいはまだ来てないぞ。だから先に俺と話をしようか。』「親父!?なんでここに……」『またまた〜そんなこと言いつつもここがどこか予想は出来てるんだろ?そして、その場所にいる俺の立場も……』「ま、まぁここは神界かそれに準じたどこかなんだろうとは思ってたけど……そして、そのに親父がいるってことは親父は神様!?」『当ったり〜よく分かったな。さすが俺の息子だ。早速本題に入っていくんだが、今から俺はお前の親父としてではなくアレクシス王国の初代国王として話す。』「ウソ、だろ?親父が初代様?だって初代様が生きてたのって数百年前……」『不思議に思うのは当たり前だろうが、こっちとあっちだと時間軸がズレてるからな俺もよく分かってないけどそういうもんだと思っててくれ。さて、本題に入るんだが特に話すことはない。大体のことは手記に書いたしな。あとは強くなるための情報を託すくらいだ。父親としては息子に自分の尻拭いをさせるなんて情けないかぎりなんだが……どうかこの国を頼む!!』「任せてよ親父!親父が守るために必死に戦ったこの国を俺にも守らせて!」『すまん、修司……頼んだ。地球の科学の情報にそれを俺が発展させた部分を加えた膨大な知識、そして俺の経験をお前に託す!』「グワァーーーー!痛い痛い痛い!」『諦めろ修司、直に治まる。』「唐突に何しやがる!あ゙ぁぁぁぁぁ!!痛い痛い痛い!!あ゙ぁぁぁぁぁ!!はぁはぁはぁ!」『な?』「おいクソ親父!な?じゃねぇんだよ!!この知識はどう使えばいいんだ?」『それはお前次第だな。とりあえずそれがあれ
last updateÚltima actualización : 2026-09-09
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十話 発狂するなんて失礼な!まだ……ギリ人間なのに
"むくっ"「父様、ご心配おかけしました。」『ルミネ…変なところはないか?』「はい、大丈夫です。ちょっと神界みたいな所に意識が飛ばされてただけなので何の問題もないです。あとはちょっとプレゼントを貰ったくらいですね。」『あぁ使徒様がご降臨なされた……しかもこの眼で見る事が出来るなんて……』『司教殿……今は構うまい。神界に行ったのか?しかも物まで貰って……』「司教様……のことはいいや。神様に会ってくるって言ったじゃないですか〜私の方から神界に出向くに決まってますよ。もしかして神様がご降臨なさるとでも思ってたんですか?」『それもそうだな。ところでプレゼントを貰ったって何を貰ったんだ?』「加護とかスキルですね。あと称号も……あ、そうだ。ステータスカード確認しとけって創造神様に言われてたんでした。」名前 ルミリーネ・サネリア=アレクシス 種族 人間? 年齢 0歳 能力 [魔力操作 極] [並列思考] [魔力感知] [錬金術 極] [魔術] [魔法] [武術] [神獣召喚] 称号 [サネリア公爵家長女] [転生者] [最速で神罰を受けし者] [全べての神のお気に入り] [創造神の神罰収集家] [人類最強] [神々の使徒] [冒険神の息子] [レベリング狂い] 加護  [神々の愛し子] [創造神の恩人] [冒険神の親心]『なんともまぁこんなステータスを……私はこんなの見たことないよ。今は詳しく聞かないけどいつか教えておくれよ?』「はい!」『一つだけ聞かせて欲しい。君は……ルミネは……私の娘だよね?』「はい!確かに私は転生者です。それでも私は父様、あなたの娘です。お別れできてなかった前世の父にも神界で会えましたし、気持ちの整理は出来ました!私は今世、父様の娘で幸せですよ!まぁ目が覚めたら性別が変わって女の子になってたのでビックリしましたし、思うところはありますけどね。」『あぁ使徒様ァァァァァァァ!!』『…………』「…………と、父様」『ん?なんだ?まぁ何のことかは分かっているが一応聞いておこう。』『使徒様ァァァァァァァァァァァァ!!!』「…………司祭様、どうします?」『…………使徒のお前が何か言ったら正気に戻るんじゃないか?』「あ、あの〜司祭様?」『私ごときに様をつける必要などご
last updateÚltima actualización : 2026-09-10
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