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第10章3節「翡翠と蒼の共鳴」

last update Last Updated: 2025-12-21 19:00:19

クロードの背後で展開された

複合魔術陣が唸り声のような音を立てて回転を始めた。

「あれが……!?」

ヒスイが目を細める。

レオンが低く告げる。

「禁術級の多重連結魔術だ。普通の魔術師なら近づくだけで焼ける。」

クロードは余裕の笑みを浮かべ、静かに手を振った。

闇色の刃が十数本、空中で形を成す。

「さあ……資源候補一号。君たちの“絆”とやら、見せてもらおうじゃないか。」

目にも止まらぬ速さで刃が放たれた。

しかし――

「レオン、三時方向!」

「任せて!」

ヒスイの声と同時に、レオンの蒼い魔力壁が閃光のように張られ、闇刃を弾く。

次の瞬間、ヒスイは反対側へ駆けた。

彼女の足元に翡翠色の紋が走り、風のように加速する。

(……見える……!)

覚醒した特異感覚は、クロードの魔術陣に潜む“弱点の流れ”を捉えていた。

「レオン、右上の接続点が薄い!」

「了解!」

レオンは即座に跳躍し、蒼い魔力で結節点を叩き割った。

魔術陣全体が一瞬だけ揺らぐ。

クロードの眉が僅かに動く。

「ほう……仕組みを理解したか。」

ヒスイは息を荒くしながら叫ぶ。

「まだよ! もう一か所ある!レオン、下層の“補助陣”を押さえて!」

「そのための俺だろう?」

レオンの笑みは血に濡れているのに、優しくて頼もしかった。

クロードが片手を振り下ろすと、床一面に黒煙が走った。

重力のような魔力が押し寄せ、ヒスイの足が止まりかける。

(……くっ……この重圧……!)

その時、レオンが横から手を取った。

「ヒスイ、俺の魔力をとれ!

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