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話合い

作者: チビ
last update publish date: 2026-10-06 23:51:03

「屋敷を案内させるか?子供にはわからんだろう」使用人を呼ぼうとするアルフォンスをとめ

「私も交渉します!」

ギムレットが頷き、宰相からの話しをアルフォンスに聞かせた。

「つまり、領地を護る兵士を貸せ!って事か?!そっちからはポーションと回復魔法、食料を出すと」

足を大きく開き腕を組み考えてる。

「断る」はっきり拒絶した。

「魅力的な申し出だが、回復魔術師はこっちにもいる。癒しのアマリリス家でも同じくらいの治療しかできんだろ。役に立たない!」

アルフォンスがギムレットを侮辱する。

「話しが終わったなら帰ってくれ」

追い払うようにアルフォンスがシッシと手を振る。

「お祖父様大丈夫ですよ!森の近くに結界を張りましょう」

キリアがギムレットの手をポンポンと叩き励ます。

「宰相様の好意を無にしたのだから今まで通りでいいんですよ!」キリアがギムレットの手を引き出ていく。

お祖父様を侮辱され、キリアは怒っている。

ドスドスと淑女にあるまじき行いだ。

ギムレットは昔のトラウマを思いだして顔色が悪い。

馬車で待っていたララとサンチェが2人を出迎える。

「皆馬車に乗って!」

キリアはギムレットと馬車に乗り込み

「ララとサンチェも馬車に乗ってる?」

2人から乗ってますと声がかかると、テレポートで領地の玄関先に移動した。

「はぁ?え?なに?」

サンチェが見慣れた屋敷を目に慌てた。

ララはあんぐりと口を開いた。

「お祖父様屋敷に着きました」

「ああ・・・。」

トラウマのせいでキリアの言葉に生返事をしたギムレットは、馬車から降りると領地の屋敷の前で落ち込んでいた気持ちが晴れた。

「あ〜これがテレポートか!凄いな」キリアの頭を撫で、テレポートを初めて体験した感動と驚きで胸がワクワクした。

「王都の屋敷にも魔力をスクロールに流せばいけます。お祖父様の魔力量なら往復出来ると思います」キリアが笑顔で伝えた。

ギムレットが元気を取り戻した事でほっとしたが心でアルフォンスに文句を言う。

(イケオジって思って損したわ!ただの能無しじゃない!)

ギムレットやイリスもキリアが作った魔道具の眼鏡をつけるとキリアのように治療できるようになった。

そのおかげで魔力をあまり使わず、大怪我でさえ治せるようになった。

魔道具の眼鏡は傷ついている場所と魔力が見える。

傷を魔力で覆いヒールと唱えれば魔力で覆った傷が治る。

初級回復魔法でいい為治療できる回数が増え、上級回復魔法で治る重傷者も治療できるようになった。

ただ他の回復魔術師はそれが出来ず、魔術師の塔の回復魔術師でさえ無理でアマリリス家特有のものだろうと結論づいた。

ギルバートやイリスの夫のキンブリーも出来た。

アマリリス家は回復魔術師のスペシャリストとして落ちた名を上げた。

この新しい回復魔法のやり方と、アマリリス家の回復魔法の活躍で侯爵になる事が決まった。

魔力量がギムレットが大人のなかで多かった為良く王都での魔物狩りに同行していた。

うちの回復魔法は最高なのに、自ら捨てるなんて民のことも兵士の事も考えてないんだ!

まぁ最悪領地に全体に結界張れば良い!

いずれお祖父様の凄さがわかるわっとフンスっと鼻息を荒くする。

トラウマから脱出したギムレットは、設置したスクロールを興味深く見つめていた。

「キリア!これはどう使うんだ?」

座り込みじっとスクロールの魔法陣を見ている。

「こうやって魔力を魔法陣に流していって、魔法陣が輝き出したらテレポート出来るよ。これは1人用だから1人で使ってね」

キリアはゆっくり魔法陣に魔力を流していく。

全てに魔力がいき渡ると魔法陣が輝き出した。

「魔法陣の真ん中でテレポートと唱えて」

ギムレットがキリアの指示道理テレポートと唱えるとギムレットの姿と魔法陣の輝きが消えた。

暫くすると魔法陣が輝きギムレットが帰ってきた。

「本当に行けたぞ!」

満面の笑みだ。

「これで腰が痛くならないでいいな」

「これはアマリリス家の血がないと使えないからね」

キリアが付け加える。

「悪用出来ないようにね」

ギムレットは頷きながら聞いている。

「明日宰相に報告してくるよ。あと向こうでテレポート使い方を教えてくる」

ギムレットは話しながら キリアの頭をずっと撫でている。

部屋に戻ったキリアはララに手伝われ着替えると図書室に向い経営の本を読んだ。

途中で食事の時間になりララに本を自室に運んでもらう。

作ったポーションや魔道具が大量にあるため、商会を起ち上げようと考えた。

冒険者ギルドに卸すかとも考えたが、アルフォンスの態度を見て辞める事にした。

アマリリス伯爵家の作るポーションは出来が良いし、中級ポーションを、お祖父様とお母様、義兄のギルバートとその父キンブリーも作れる。

その事をアルフォンスは知らないのだろう。

彼は自分で自分の首を絞めた。

領民の事を考えずに。

キリアはアルフォンスに深い嫌悪を抱いた。

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