登入2日後ギムレットとキリアは辺境伯に会いに行った。
辺境伯は辺境地の中央にある屋敷に住んでいる。 馬車で1日の距離だが町以外の場所は魔物が出る為2日かけて移動する。 馬車に魔物避けの魔道具を使い辺境地に入った。 今日泊まるホテルは昨日冒険者登録を行った場所で、門番は昨日と同じ人達が立っていた。 難無く門を潜りホテルに到着した。 魔道具を取り外しホテルに入った。 辺境地に来るものは冒険者や商人ぐらいで貴族が来る場所ではない為綺麗なホテルはない。 キリアは思い出したくはないが離れで暮らした事があり、綺麗な場所じゃなくても気にならない。 ギムレットも回復魔術師で色々な場所に呼ばれることもあり、ボロボロのホテルでも慣れていた。 アマリリス領を出たのは昼過ぎだった為丁度いい時間にホテルに入れた。 ホテルには風呂がついていないのでスタッフが桶にお湯を入れ持ってきてくれた。 連れてきた使用人がキリアの身体を拭いてくれた。 「ありがとう」キリアは使用人のララにお礼を言った。 ララは男爵令嬢なのだが、小さい時に父親が亡くなったり男爵家は父親の弟が継いだ。母親の実家に戻ったが母親の実家は貧乏男爵で家族皆働いている。ララは12歳の頃からアマリリス領の屋敷でメイドとして働いている。現在22歳だ。 「お嬢様、使用人にお礼を言ってはいけません」とキリアの教育係でもある。 「言うよ!何度も」キリアは悪びれず「だって貴族の前に人だし。バーレさんから教わってることだもん」 「バーレさん?」 「魔術師の塔のバーレさん。勉強や魔法を教えてくれる人」 「ま、魔術師の塔?」ララが驚き声が裏返る。 「色々あって教わる事になったの」 ララが驚きから我に返り 「お嬢様はもう魔法を使えるのですか?」 「うん、使えるよ!」キリアはララを見て笑う。 半信半疑でキリアを見ると、キリアは空中に樽に入った水を浮かべた。 その水でウサギを作ったり、犬を作ったり、ぐるぐる回してみたりした。 「す、凄い!」細いララの目が開き驚いていた。 ララは魔力量が少なく、使える魔法は水を出すだけで自由に水の形を変えることもできない。 「魔法は使えば魔力量が増えるから毎日使っていけば使える魔法が増えるかもよ」キリアがララに教えた。 「ララは水が出せるなら掃除で使う水をバケツにだしたり、お風呂に水を張ったりできるよ。魔力量が増えれば水の量を増やせるし、水の温度を変えられるから便利だよ」 「やってみます!魔力量が増えるなら頑張ってみます。でも学園じゃ魔力量が増えると教わらなかったですよ」 「魔力コントロールが悪いのかも。ハンカチを魔力で浮かして、そのままキープさせるといいよ。お母様から教わったの」とハンカチをとりだし浮かべそのままキープさせる。 はいっとハンカチを渡すとララはキリアのようにやり始めるが上手くいかない。 ハンカチがすぐに落ちる。 「難しいですね!」 「今でこそ簡単にできるようになったけど、何度も失敗したよ!難しいよね!」 キリアとララがハンカチを浮かべる練習をしてるとノックがあり、馬車を動かしてくれたサンチェが夕食だと呼びにきた。 3人で食堂におり、先に来ていたギムレットがメニューを見ていた。 辺境地には4人で向っている。 ギムレットとキリアが一緒のテーブルを使いその横のテーブルににララとサンチェが座った。 スープは具は少なく、パンもパサパサで、肉は獣臭かった。 前世の記憶があるキリアはこの世界の食事に満足した事はなかった。 だが辺境地の食事は今までで監禁された時を除くと1番不満足だった。 食料が足りなく、塩も手に入らないのだろう。 領にお金がないのだ。 辺境地は特殊な場所で、国に税を納めなくていいが、平民達は税を払う。 国からも辺境地には支援金が支払われるが、平民からの税と支援金の殆どが兵士達の給金や戦いで怪我して戦えなくなった兵士達の見舞金やポーションや武器や防具に充てられる。 魔物のせいで瘴気が多く農産物は育ちにくい。 他の領からも仕入れられるほどの余裕はないのだろう。 次の日の早くホテルを出発して辺境伯がいる屋敷がある町に到着した。 高い塀で覆われ頑丈な門が片側だけ開いていた。 馬車はそのまま辺境伯の屋敷に到着した。 キリアは目の前の屋敷を見あげた。 屋敷じゃなく城だよね! 王宮並の大きさだ! ギムレットとキリアは使用人に案内され中に入った。 王宮並の城の中には優美な物は1つとしてなく、案内された応接室には硬いソファーと木のテーブルだけがあった。 出された紅茶は安い粗悪品で歓迎されてないと思った。 「辺境地はいつもこんな感じだから気にしないでいい」とギムレットがキリアの頭を撫でた。 「必要な事にお金を使うから余分な物にお金を使わないんだ」 「そんな子供に言っても理解できないだろう」と応接室に入ってきた大男が言った。 身体もデカくギムレットと同じぐらいの年なのに筋肉隆々で眼光の鋭いイケオジだった。 そのイケオジは赤い髪に黒目の騎士服を着た男性で前のソファーにでんっと座った。 「アルフォンス・キールだ!」 キリアを見て名を告げた。 「キリア・アマリリスです」キリアも返した。南の門から森に向かう。 ギルが先行しキリアは探索魔法を使い安全を確保する。 だが、ギルが向かっている方向は反応が沢山ある方角で、 反応がある場所に近づいていくと、人の声に混じって時々バジリスクの威嚇が聞こえてくる。 ギルを木の陰に移動し、近くでバジリスクの討伐をしていると伝える。 「解毒草はこの先なんだ」 ギルに伝えるため、捜索魔法を共有する。 ギルは戸惑いながらも、討伐をしている場所の左奥にあると指さしながらいった。 ギルの顔色はかなり悪い。引き返りさせるには奥に来てしまった。 ギルに攻撃の無効化を付加した腕輪をさせ、結界を張り奥に進んだ。 捜索魔法を共有しているおかげで、進みやすい。 討伐に巻き込まれないよう遠回して生殖地についた。 バジリスクのおかげで近くに魔物がいない。 バジリスクより弱い魔物は逃げている。 生殖地にはかなりの解毒草が生えていた。 ギルと解毒草を摘んでいく。 間隔をあけ採取するとまた生えてくる。 沢山の解毒草を摘んでマジックバッグに入れる。 ギルが討伐の様子がみたいと遠回りを拒んだ。 レッドウルフの時も思ったが、危機管理ができなんじゃないだろうか? ギル様と呼ばれていたから良い家の子だろう。 キリアも気になっていた為遠回りせずに戻ることになった。 討伐の様子を少し隠れた場所で確認する。 バジリスクは傷を負ってるもののまだまだ元気そうだ。 最初の反応に比べ反応の数が少なくなっているが、門に向かっている反応があったため治癒に送ったのだろう。 バジリスクを取り囲み剣で攻撃するが、ヌメヌメしている身体のせいで滑り致命傷にならない。 尻尾で兵士達を弾き毒を撒き散らす。 大きい盾を構え尻尾の攻撃を受
練習場にはロイルの姿もあり、ロイルは剣の素振りをしていた。 広い格闘場に入り、ギルサンダーと対峙する。 互いに素手での勝負だ。 「何かかけねえ?」 「私が負けたら夕食をご馳走するわ」 「俺が負けたら手下になってやる」 キリアは眉を寄せ 「それはやめた方がいいよ!」 「大丈夫だ!」 「手下なんて要らないわよ」 「なんだ?勝つ気か?」 「同年代に負けたことないの?貴方より強い人は多くいるよ」 ギルサンダーの自信が危険であることに気づいてない。 レッドウルフやバジリスクの事を忘れているみたいだ。 冒険者ギルドのマスタークルトが審判を買ってでて、クルトの掛け声で、ギルサンダーがキリアに向かってきた。 ギルサンダーの放ったケリを交わすついでに掴み手首を返す。 ギルサンダーは掴まれた足を軸にくるっと周り地面に落ちた。 すぐに起き上がるが何で転がったかわかってない。 「魔法は卑怯だぞ!」 と抗議するがクルトから魔法は使ってないと言われたが、疑い魔力を封じる魔道具をつけろとキリアに言った。 キリアは既につけていた魔道具を見せ 「もうつけてる」 と魔道具をクルトにも確認させた。 ギルサンダーは渋々了承し、練習試合を続ける。 右手で殴ろうと拳を出せば、右に転がされ、左足で蹴れば空中でくるっと周り地面に落ちる。 掴もうとした右手を掴まれ地面に背中から落ちた。 何をしても相手に触れず、イライラして突進したら、鳩尾にケリを入れられ、前のめりになった身体をギルサンダーの顎に手をあて足を払い頭から地面に叩きつけた。 ギルサンダーの意識は刈り取られ、キリアの勝利をクルトが宣言した。 キリアは魔力を封じる魔道具を外しギルサンダーに回復魔法をかけて治療した。 ギルサンダーが目を覚ますと冒険者ギルドの医療室のベッドだった。 ここにいる事はギルサンダーが負けた事を意味する。 医療室には誰もいない。 ギルサンダーは負けた事を悔しがり、キリアに手も足も出なかった練習試合を思い出す。 今まで同年代で負けた事はなく、軽く相手をしてやるぐらいの気持ちだった。 自分の愚かさと思い上がりに情けないし、恥ずかしかった。ギルサンダーは負けて初めての悔し泣きを経験した。 胸が締め付けられ、何とも言えない苦い気持ちを抱え声を押し殺し泣い
ギムレットをなかに案内して、食事をする。 今日の献立は、クリームシチューとハンバーグとサラダとフワフワのパンだった。 フワフワのパンを食べたギムレットは目を細め「旨い!」と絶賛し、クリームシチューをおかわりしてハンバーグを食べた食べた時には言葉が出なかった。 食事の途中でドアがノックされた。 ドアを開けるとアルフォンスとギルが立っていた。 右の太ももには血の滲んだ包帯が巻かれて、ギルに支えられていた。 「何か御用でしょうか?」 キリアは冷たく告げた。 「前伯爵にお会いしたい。ここに入っていったのは知っている」 アルフォンスが丁寧に頭を下げた。 「入って下さい」 ギムレットが玄関まで来てキリアの肩を抱く。 「ただ、食事中ですので、少々お待ちください」 ギムレットはキリアとリビングに戻った。 アルフォンスとギルは後からついて来てリビングのソファーに座った。 キリアは一応紅茶を入れ、クッキーを出した。 ギムレットとキリアは食事を続け、食べ終わるとギムレットは2人の前のソファーに座った。 キリアはギムレットに紅茶を入れ後片付けをして、からソファーに座った。 キリアが来るのを待って、アルフォンスは頭をもう一度下げた。 「兵士達に回復魔法をかけてくれたこと、解毒ポーションを分けてくれたこと、解毒ポーションが足りず、材料をとりに行って解毒ポーションを作ってくれたこと、バジリスクを討伐してくれたこと、辺境伯として感謝します」 「隣にいるのは孫のギルサンダーで8歳です。昨日ギルサンダーを助けてくれたことにも感謝します!」 キリアとギムレットにもう一度頭を下げ言葉を続ける。 「この間は失礼な態度をとり申し訳ありませんでした。私にできることなら何でもやらせて頂きます」 「ではこの前の提案を受け入れて欲しい」 とギムレットがアルフォンスに微笑んだ。 「お祖父様!」 キリアが止めようとするが、ギムレットはキリアの頭を撫でて 「儂に助けを求めたのはほっとけ無いからだろ?」 キリアは頬を膨らませ口を尖らせた。 「紅茶が冷えてしまいましたな。新しいのを用意しましょう」というギムレットに 「このままで構いません」 とアルフォンスが断った。 キリアがアルフォンスとギルサンダーの紅茶を魔力で温める。 「クッキーも食べて」 ギルサンダー
アップルパイをあっという間に食べ尽くされ、アルフォンスとギルサンダーが食事をとってないことに気がついた。 「お腹はまだ空いてますか?私達が食べたものと同じものならすぐできますけど?」 クッキーとアップルパイ3コづつ食べたにも関わらず、2人のお腹がグ〜っとなった。 リビングのテーブルにマジックボックスに入れたハンバーグやシチューとパンとサラダを取り出した。 中央にドレッシングを置き2人を呼ぶ。 2人共に綺麗な所作だが食べるペースが早い。 パンは1人5個入れた籠がすぐなくなり、追加で5個入れたがそれもなくなった。 綺麗に平らげてくれ、勢いよく食べる姿は見ていて気持ちのいいものだ。 「騎士や兵士は身体を作るためいっぱい食べるんだ」 じゃ〜足りなかったのか? キリアの周りには騎士や兵士はいたが食事する姿は見てなかった。 「辺境地では魔物の肉がメインで、新鮮な野菜や柔らかいパンもない」 「さっきのパンはとても柔らかいし、美味しい。他の料理も見たことがないしとても美味しかった」 アルフォンスとギルサンダーが頷きながら褒める。 「ありがとうございます」 自然と笑みが浮かんで微笑んだ。 「なごり惜しいがこれで失礼する。3日程ここに滞在するから前伯爵が時間が合えば契約したいのだが時間の都合はいかがだろうか?」 「明日は忙しいでしょうから、明後日お会いしましょう。場所はここでいいですか?」 ギムレットがアルフォンスと握手を交わした。 「ええ。では明後日の午前中に伺います」 アルフォンスとギルサンダーが帰って行った。 「お祖父様これをどうぞ」 転移の魔法陣を書いたスクロールを渡した。 「これはここのスクロールです。間違えないように下に行き先が書いてます」 「屋敷にも戻れるようにしてますし、開かなくても魔力を込めて屋敷かキリアの家かを思い浮かべるとどこからでも使えますよ」 キリアの説明に目を細め 「本当にキリアは凄い」 とまた頭を撫でた。 「では早速使ってみよう。明後日またくるよ。キリアご馳走様」ギムレットは魔力を込めて転移して行った。 キリアはこの家の空間を3倍の広さに広げ、応接室とゲストルームを作った。 自室に戻り始めて辺境地で眠った。 翌朝キリアはパンケーキを作
「貰えない!」 ロイルが拒否する。 「あげるなんて言ってないよ!銀貨150枚で売ってあげる。 グリズリーの牙を売れば買えるでしょ?」 「銀貨150枚で買えるものじゃない!」 「でも私は双剣を作って貰うし、ブルホーンの角の剣はほぼ使わないと思うから使う人に売った方がいいと思って」 「なら武器に売ろう!50倍以上の値がつくから」 ロイルが拒否し、武器に売るのを進める。 「100倍以上だ」 おじいさんが断言した。 「武器屋に売ろう?」 「武器屋に売っても買われるとは限らないわ。」 「作った剣が使われないってもったいないでしょ?」 「けど、高価過ぎる」 「私は双剣を使う。貴方が買わないとブルホーンの角で作る剣は一生使われないかも知れない。武器屋でこの剣を買える人がどれだけいるの?」 「武器が良ければ魔物を倒すのが楽になるわ。防具が良ければ怪我が減るのよ!要らないならいいよ。マジックボックスのなかにしまっとく」 キリアはそういうとおじいさんと叔父さんに挨拶をして鍛冶屋をあとにした。 グリズリーの牙よりブルホーンの角の方が丈夫で良い武器を作れる。 要らないならいい。あのボロボロの剣で戦えば・・・。 数人の人が南の門の方に人が向かって走っていた。 キリアは市場の近くにいる。 市場はざわめきがあり、不穏な感じが漂っていた。 ー兵士達が戻ってきた ーポーションを集めてるって ー討伐は失敗したのか? ザワザワと人々が話す声を広い、キリアは南の門に向かった。 南の門の近くのスペースに怪我人が寝かせられている。 集まった野次馬の声が聴こえる。 ー撤退してきたってよ ーまだ森に残ってる兵士達がいるそうだ ー辺境伯様も帰ってきてない キリアは門に向かった。 怪我人達がポーションや回復魔法を使って治療されてる。 ポーションが足りないのだろう。 粗悪品のポーションを使っている。 冒険者ギルドのロギーと数人ポーションを運んでる。 解毒のポーションもあったが怪我人を見る限り全然足りない。 毒をかれられた者は水を浴びせ毒を洗い流して着替えさせる。 怪我人の数も毒を浴びた者の数も多い。 人手が足りない。 町の人も手伝っているが、追いつかない。 キリアは
ロイルは初めて見るご飯に驚いている。 「食べよう」 とキリアがいい席につく。 恐る恐るテーブルの唐揚げやご飯に目が釘付けになり、新鮮な野菜を見て何も言えなくなった。 キリアは取り皿に唐揚げを3コとり、ナイフとフォークで食べ、ご飯を頬張る。 それを見てロイルも小さくきり分け唐揚げを食べた。 モグモグと数回噛み大きく目を見開いた。 「うまっ」 ロイルはガツガツと食べ始め、ご飯もモリモリ食べた。 夢中で食べてしまいキリアは最初に取り分けた3コしか食べれなかった。 「ご、ごめん!こんなに美味しいの始めてで・・・。」 テーブルの食べ物がお櫃に入れてたご飯までなくなった。 「いいよ。食欲あるなら大丈夫だね!」 キリアがテーブルを片付けようとするとロイルも手伝おうと席を立つ。 「怪我してるんだからいいよ」 キリアに制止され、片付けるまで立っていた。 流しに汚れ物を置き、紅茶を入れ戻ってきた。 紅茶をロイルの席に置き、クッキーをテーブルの真ん中に置いた。 キリアは紅茶を持ったまま席に座る。 「他の領はこんな旨い食事なのか?」 「違うよ。これはこの国じゃない国の料理で、作ってみたかった料理だよ。でも他の領はもう少しいいのを食べてると思う」 「そっか」 落ち込んだロイルはクッキーを食べて 「旨い!!」 といい、「これもよその国のか?」と聞いた。 クッキーは美味しくないが、王都に売ってあるので、 「これはこの国にあるもので私が焼いたもの」 キリアがクッキーを1枚手にとり口にする。 「まだあるから持っていっていいよ」 と紙袋に入れたクッキーをロイルに渡した。 「いいのか?!」 辺境地では食料は貴重なもので、ロイルは驚く。 「隣の領で小麦粉を買ってきたから。なくなればまた買いに行けばいいから。マジックバッグにまだいっぱいあるよ」 「恩が増えてるな」 「これくらいで恩にはならないよ!」 とキリアが否定するが 「なるよ。この領ではこんなご飯をごちそうしてくれる人はいない。自分の事で精一杯なんだ」 「また来ればいいよ。いない時もあるけどいる時はここで食べれば?お金は気にしないでいいよ。素材を売って稼げるから」 ロイルはキリアと違ってずっと1人で生きてきた。 ご飯くらいならいつでも食べていい。 紅茶を飲み終え、ロイルが