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第463話

作者: タロイモ団子
望美は顔を覆った。理性を焼き尽くさんばかりの憎悪が、胸の内で渦巻く。

――どうして。私の方が先に成哉に出会ったのに。

どうして紬が現れただけで、誰もが彼女に群がるの。誰もが彼女を愛して、好きになるの。あの女の、いったい何がいいというの。

自分のすべてを奪ったあの女が、死ぬほど憎い。

あの女さえいなければ、自分は今頃、天野家の正妻として、芸能界の頂点に立つ大女優でいられたはずなのに。

それが今や、正体も知れぬ子を腹に宿し、こうして膝をついて愛を乞うている。

今さら愛していない?ふふ、信じるものか。

成哉は、今にも理性を失いそうな望美を、どこか悲しげな眼差しで見つめていた。

かつて少年時代を共に過ごした友人でもある。今の彼女の無惨な姿は、彼にとっても見ていられるものではなかった。

「他に望みがあるなら言ってくれ。道理の通る範囲なら、応えよう」

望美は服をぎゅっと掴み、ゆっくりと顔を上げる。

そして、どこか歪んだ笑みを浮かべた。

「芸能界に復帰したいの。成哉、助けてくれるわよね?」

成哉はしばし沈黙したのち、静かに頷いた。

「俺に何をさせたい」

望美は、今度こそ
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