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第18話

Auteur: 恙なく
「わ、私は……何もしてない……」

柚魚は恐怖で後ずさりし、背中を冷たい壁に押し付け、これ以上後退できないところまで追い詰められた。

「してないだと?」時也はポケットから報告書を取り出し、彼女の目の前に叩きつけた。「じゃあ、これに書いてあることは嘘なのか!?」

柚魚の視線が報告書に触れた瞬間、毒蛇に噛まれたかのように身を縮め、全身が震え始めた。

「話せ!」

時也は声を荒げ、彼女の手首を強く握りしめた。その力は骨が砕けそうなほどだった。

「あの時、俺を救ったのは本当に愛禾里なのか!?お前が彼女の功績を横取りしたんじゃないのか!?」

激しい痛みと、隠しようのない怒りに満ちた眼差しに、柚魚の心の防御は完全に崩壊した。

もはや事実を隠し通せないと悟った。

「そ、そう……私が……」

崩れ落ちるように泣き出し、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら柚魚は告白した。

「あの時、状況が混乱していて……愛禾里さんがあなたを助けて、あなたは意識を失っていた……私は……心が揺らいで……ただ、あなたにもっと見てほしくて、もっと気にかけてほしくて……」

時也は、彼女の口から直接聞くその言葉に、
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