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第440話

Auteur: 風羽
九条薫は許そうとしていたが、彼自身は自分を許すことができなかった。

......

真夜中、藤堂沢は1階に降りてきた。

高橋恵美はまだそこにいた。

彼女は自分が後ろめたいことをしたことに、ちょうど気がかりになっているところに藤堂沢が降りてくるのを見て、すぐさま言いがかりを始めた。「社長、九条さんは本当にやりすぎです。この家のことは、そもそも彼女が口出しできる立場ではないはずです」

「じゃあ、誰に任せればいいんだ?」

藤堂沢は目の前の綺麗な看護師を眺めながら、声は酷く冷ややかだった。九条薫を突き放すためとはいえ、実際にこの看護師と何ら曖昧な関係になろうとも、それに及ぶ暗示をもしたことはなかったのだ。

高橋恵美は言葉を失ったようで、固まったまま茫然としていた。

そこに追い打ちをかけるかのように、藤堂沢にハッキリと、コネを使って彼女の看護師資格を剥奪するつもりだと告げられた。そうなれば、もう看護師として働けなくなるということだ。

「あと......」

藤堂沢はさらに冷たく言い放った。「2日後にはB市から出て行け。甘い考えで逃れようとしても無駄だ。もう部下にお前の荷物をまとめ
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