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第1223話

作者: 桜夏
翌日、朝七時。

理恵は目覚まし時計に起こされた。アラームを止めると、無意識のうちに二度寝しようと布団に潜り込む。

その後、目を覚ますために携帯電話を手に取ったが、雅人からの返信を目にした瞬間、一気に意識が覚醒した。

昨夜、寝る前に「暴走」的に送りつけたスパムまがいの連投。返信など期待していなかったのに、まさか雅人が返してくるとは。しかも、深夜の零時三分に。

返信の内容は相変わらず杓子定規で、科学的な根拠を用いて彼女を説得しようとするものだった。

【理恵さん、それはときめきではない。吊り橋効果による認識の誤りだ】

理恵は思った。これぞ典型的な理系男子だ。心理学の分析まで持ち出してくるなんて。

その後に、もう一通続いていた。自分の本心に従って真実の愛を追いかけるべきだ、僕に時間を費やすのは無駄だ、自分たちは合わない、といった内容だ。

返信がないと腹が立つが、あっても腹が立つ。理恵はすぐに返信を打ち込んだ。

【吊り橋効果なんてどうでもいいの。私の心が橘さんのために跳ねてる、それだけが真実よ】

【あなたが私の運命の人なの。一目見た時から分かってたわ。人混みの中でも、あなたし
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