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第1525話

Auteur: 桜夏
これまで新井のお爺さんに大声で怒鳴られていた時は、彼が年老いたなどと意識したことは一度もなかった。

しかし今回の脳卒中を境に、まるで突然「老い」の段階へ足を踏み入れたかのようだった。

病床に横たわる姿は、すでに命の灯火が消えかかっているように見えた。

病室では誰も口を開かなかった。ただ静かに一目その姿を見ると、新井のお爺さんを静養させるため、皆そっと退出していった。

ドアの外に出ると、義人は甥の目が赤く腫れているのを見て、労わるようにその肩を叩いた。

「おじ様は福の厚い方だ。今回もきっと乗り越えられる。専門の医師チームもついているから」

そう慰められても蓮司の気は少しも晴れず、むしろ心はさらに重く沈んだ。

なぜなら、たとえ今回お爺様が持ち直したとしても、その命が確実に残りわずかな時間を刻み始めているという残酷な現実に、はっきりと気づいてしまったからだ。

あと何年生きられるのか。あと十年、持ちこたえられるだろうか……

義人は優しく促した。「君は先に休め。今日はあちこち駆け回って、傷口から血も滲んでいたじゃないか」

蓮司は首を振った。「俺はここで、もう少しお爺様に付き添
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