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第784話

作者: 桜夏
かつて二年間、毎日食べることができた彼女の料理は、今では手の届かない贅沢となり、病気になってようやく、再びその味にありつくことができた。

料理はあっさりしていて消化も良く、魚は柔らかく骨もなく、生臭さは一切ない。素材本来の香りだけがする。

スープも色が澄んでいて、肉と野菜のバランスが良く、食材の旨味が最大限に引き出されている。

蓮司は鼻をすすりながら食べ続けた。透子を庇って事故に遭ったことを後悔してはいない。これは、そのおまけとして与えられた甘いご褒美であり、彼は感動と喜びに打ち震えていた。

病室は静まり返り、誰も口を開かなかった。

新井のお爺さんは、蓮司が大の男でありながら、なりふり構わず泣きながら食べる姿を見ていた。情けないことこの上ないと思ったが、叱りつけることはしなかった。

粥一杯、おかず一品、スープ一杯で感動して泣くとは。最初から透子にもう少し優しくしていれば、こんな境遇に陥ることもなかっただろうに。

結局、食欲がなかったはずの男は、料理をすべて平らげ、それでもまだ物足りなそうに、その味の余韻に浸っていた。

大輔が保温ポットを片付けていると、蓮司は少し考えてか
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コメント (2)
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良香
そりゃ、透子さんになりたい、からなんじゃない?透子さんへの羨望、嫉妬、コンプレックス、おそらく自分が持っていないものを全て持っている透子さん、だからね。 蓮司はチャット仲間を美月だと思ってるけど、それだってなりすましなんだから。 元々、透子さんを好きなんだよ。蓮司、お前は。
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child1028believe
みんなが疑問に思う「美月はなぜ透子を殺したいほど憎むのか?」 その答えは美月自身しか知り得ないのか? 透子の日記帳に書いてあれば良いのに。 蓮司見たくないなんて言ってないで日記帳を読み返して!
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