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第412話

Auteur: ちょうもも
だが、彼女が自分と一緒にいないというのなら、他の誰かと一緒になることも絶対に許さない。

史弥の漆黒の瞳に、一瞬鋭い光が走った。

彼がマンションを出たところで、見覚えのある車が少し離れた場所に停まっているのを目にして、思わず眉をひそめる。

あれは、伶の車?

こんな時間にここに車を停めているということは、悠良と一緒に上がってきたのか?

夜も更けて......二人はどこへ行くつもりだ。

史弥はすぐに自分の車に乗り込む。杉森が振り返って尋ねた。

「白川社長、今から戻りますか?」

「少し待て」

数分後、悠良が階上から降りてきた。

しかも着替えまで済ませており、そのまま伶の車に乗り込む。

史弥は焦ったように杉森の腕を叩いた。

「追え」

杉森もようやく気づく。

特に、伶の車はあまりにも目立つ。

雲城であの車を持っているのは彼一人。

街に出れば必ず人目を引く。

「小林さん、また寒河江社長と一緒に......?」

史弥の目が冷たく細まる。ふと、あることを思い出した。

「覚えてるか?この何年か、俺の叔父はよく海外に行ってた。もともと国内の事業だけに専念して、海外との取
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