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第1246話

Author: 小春日和
「お前ほど、好奇心は強くない」

「でも普通の旦那だったらさ、奥さんが何か隠してたら怒るもんじゃない?どうしてまったく動じてないんだ?」

黒澤は先ほどと同じように、あくまで平然とした態度で言った。「真奈が話さないなら──俺は聞かないさ」

「……」

伊藤はあきれ顔で言った。「聞くだけ無駄だな!ほんとに終わってるよ!」

「さ、上に行こう。薬、替えてあげる」

黒澤はすでに真奈のそばに来ており、声をかけた。真奈は軽く頷いた。

先ほどの騒動のせいで、少しだけ頭がぼんやりしていた。

黒澤が真奈を連れて階段を上がろうとしたその時──二階の廊下から、福本英明と福本陽子がひょこっと顔を覗かせた。

二人の姿を見た真奈はぎょっとした。

福本英明と福本陽子はいつ来たの?

「争いはもう終わった?こんなに早く?」どうやら福本英明は、さっきからずっと部屋の中で壁に耳を当てて様子を窺っていたらしい。

階下ではかなりの騒ぎがあったが、それが自分たちの命に関わるかどうかわからず、ひたすら身動きせずに静観していた。外がようやく静かになったタイミングで、福本陽子を連れて部屋を出る気になったのだ。

「と
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