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第1265話

مؤلف: 小春日和
真夜中、海城市の中心にある高層ビルの最上階。

黒いタクティカルジャケットに身を包んだ男が狙撃銃を構え、向かいの商業ビルの窓を静かに覗き込んでいた。その窓の向こう、会議室の上座には黒澤おじいさんが座っている。

男の顔には白い仮面。照準を合わせ、息を殺し、指がそっと引き金に触れる。

乾いた銃声が夜の空気を裂いた。次の瞬間、向かいの窓の人物が椅子ごと崩れ落ちた。

一拍おき、商業ビル内は悲鳴と混乱で満ちた。

「よくやった」

背後から低く響く声。男は振り返らず耳だけを傾けた。「お前は、唐橋龍太郎よりもよほど使いものになる」

男はゆっくりと体を反転させ、冷えきった声で答えた。「言ったはずだ。立花は――必ず死ぬ」

「唐橋の弾が外れたのは誤算だったが……お前が補った」

背後の男が歩み寄り、狙撃手の肩を軽く叩いた。「そろそろだ。お前の出番が来る」

「立花グループのすべてのリソースを、お前に託そう」男の低くくぐもった声には、どこか底の知れない笑いが混じっていた。「血を分けた者の裏切りほど、心を抉るものはない……そうだろう、佐藤泰一」

狙撃手がゆっくりと仮面を外す。現れたのは、冷たく深
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