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第1288話

Auteur: 小春日和
ドアの外に立っていたのは佐藤泰一だった。

泰一は真奈がドアを開けるのを見て、軽く眉をひそめながら尋ねた。「なぜ君がここに?」

真奈も同じ様に眉をひそめて言った。「佐藤さんをお見舞いに来たんです。お見舞いに来ることが、そんなに珍しいことですか?」

泰一は唇を軽く噛んで尋ねた。「兄の……容体は?」

「あまり良くありません。さっきからずっと咳をされていて」

真奈は困ったように首を振って言った。「邪魔になるといけないので、そろそろ失礼します」

真奈は急いで部屋を出た。その時、青山が言った。「瀬川さん、忘れ物があるようですが?」

「あ、そうだ。今日大塚さんが持ってきたMグループの報告書を忘れていたわ」

そう言いながら、真奈はデスクに向かい、書類を手に取った。

その後すぐ、真奈は部屋を後にした。

泰一はようやく部屋に入り、ドアを閉めた。

真奈は閉まったドアを見て、無意識に足を止めた。

佐藤さんが以前、仮病のことを泰一に話さないようにと言っていたのは、なぜだろう?

「わっ!」

突然の声に真奈は驚き、振り向くと福本陽子が背後に立っていた。

福本陽子は不思議そうに尋ねた。「
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