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第1295話

Author: 小春日和
三人は一瞬呆然とした。

「何なの?」

福本陽子が周囲を見回すと、壁の巨大な振り子時計が、低く重い鐘の音を響かせた。

真奈が時計を見ると、ちょうど八時を指していた。

その時、一筋の光が二階のソファを照らした。

仮面を被った男がソファに座っている。

真奈はその男を見た。そして見れば見るほど見覚えがあるように感じた。

幸江も何かを察したようで、真奈を見ながら言った。「真奈、あの人……」

「あれは……」

「立花グループのパーティへようこそ。私が立花グループの新社長です」

聞き覚えのある声に、幸江と真奈は凍りついた。

福本陽子も不審に思い、二人の肩を叩いて言った。「この声、あの人の弟じゃない?聞き間違いかしら?」

福本陽子は興味津々に尋ねた。

あの佐藤泰一が、なぜ立花グループの新社長に?

数日前ニュースを見た時、泰一は何の説明もする気配すら見せていなかった。

二階で、泰一は仮面を外し、冷たい表情を露わにした。

泰一だとわかると、周囲は一様に驚いた。

泰一は海城で一年間行方不明だった。かつての放蕩息子が、いつ立花グループの社長になったというのか?

佐藤と立花グル
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