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第170話

作者: 小春日和
冬城は黙ったままだった。

「本当に謝りたいだけなの」

「真奈、お前は……」

冬城の表情が険しくなった。

彼は常に高慢で、誰にも頭を下げることはなかった。自ら真奈への誤解を認めたのは、すでに大きな譲歩だったのだ。

冬城は平静を装って言った。「この件は俺が間違っていた。お前を疑って申し訳なかった。ただ、みなみも罪に値するほどのことはしていない。ただの女の子が恥ずかしさのあまり、追い詰められて佐藤を陥れようとしただけで……」

冬城が言い終わる前に、真奈は小さく笑った。「なるほど」

冬城は唇を引き結んだ。

真奈は言った。「なぜ突然謝ってきたのか不思議だった。結局は浅井のためだったのね」

「俺は……」

「浅井のために、佐藤家に取り成してほしいということ?」

冬城は黙ったままだったが、真奈が誤解していることは明らかだった。

真奈は言った。「その件なら、私には何もできない。私には佐藤茂様に私の言うことを聞いていただけるような力はないと思うわ」

「そういうつもりじゃない……」

「じゃあ、どういうつもり?それとも、私から直接佐藤泰一に頼んでほしいの?」

「頼み事をするつもり
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已鎖定章節
評論 (2)
goodnovel comment avatar
良香
どうしたいん? すごく美人な子が自分を好きで好きでたまらない、って言う状況がずっと続かないと、僕ちゃん嫌だ、嫌だ!って事? 脳沸いとん?
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kyanos
冬城が真奈に対して不器用なのは確かだ。 だけどね、浅井に関してはハッキリしないから何を言っても真奈に信じてもらえないのは当たり前なんだよ。
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