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第638話

Author: 小春日和
「食べ物を無駄にするのが嫌いな男だ」

立花のその一言は、短くも鋭く、真奈をまっすぐに射抜いていた。

だが真奈はまるで気にも留めない様子で、さらりと言った。「ちょうどいい、私もよ」

「今夜は何が食べたい?ステーキ?パスタ?和食と洋食、どっち?」

「何でも。好き嫌いはないわ」

真奈の態度は昼間とまったく違っていた。森田は慌てて横から口を挟んだ。「立花総裁、彼女は総裁の前でだけ良い子ぶってるんです!今日の昼には……」

森田の言葉が最後まで続くことはなかった。立花は冷たくその言葉を遮った。「こんなに騒ぎ立てて、結局何が言いたいんだ?」

「立花総裁は本当に聡明な方だね」

その言葉に、隣にいた森田は何が起こっているのか理解できず、ただ困惑した表情を浮かべていた。

立花総裁が真奈を呼んだのは、罰を与えるためではなかったのか??

なぜ逆に、まったく怒っている様子がないのか?

真奈はにこやかな笑みを浮かべて言った。「携帯電話が欲しい」

その言葉を聞いた瞬間、ナイフとフォークを持っていた立花の手がぴたりと止まった。

真奈がまさかそんな要求をするとは思わなかった森田は、すかさず口を
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良香
上手いね、確かに警察が動く案件だよね。 傭兵は黒澤の手の中にいるし、とりま真奈ちゃんの言う通り、考え通りに進むと良いな。
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