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第913話

Auteur: 小春日和
立花は眉をひそめ、自分の熱を帯びた頬に手を当てた。「赤い……?」

馬場はうなずいた。

立花はさらに自分の額に触れ、違いが分からなかったのか、今度は馬場の額にも手を当てた。

結論として、熱はない。

「部屋が暑すぎるな。後でエアコンをつけさせろ」

「ボス、何度に設定しますか?」

「……18度で」

立花はシャツの襟を引っ張った。

確かに暑い。

さっき書斎にいた時には感じなかったのに。

そう考えて、立花は足を止めて尋ねた。「瀬川の部屋の窓を全部塞いだのは、少しやりすぎだったか?」

「いいえ、彼女は裏切りました」

「そうだな」

立花はうなずき、さらに二歩進んだ。

しかしすぐにまた足を止めた。「窓の鉄板を二枚外させて、毎日きちんと換気しろ」

「ボス?」

「あいつが窒息死したら、俺の苦労が無駄になるからだ」

「……はい」

客室の中、真奈はベッドに横たわり、先ほど立花から渡された錠剤を指輪の中にしまい込んだ。この錠剤は容易に人に見つからない。もしかすると後々、自分を助ける切り札になるかもしれない。

トントン——

「入れ」

真奈はベッドに横たわり、立花が戻ってく
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