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第 205 話

Author: スイカのキノコ
尚吾はソファに座り、隣の真依を見た。「今夜はここに泊まらせて。明日の朝早く警察署に行く。解決するまで警戒しておけ」

「一体誰なの?」真依は尚吾を見下ろすように見つめ、その視線は冷たかった。

尚吾は彼女の手を取り、優しく揉みながら言った。「昔の知り合いだ。だが、お前には話せない」

真依は眉をひそめ、彼をしばらく見つめてから頷いた。「それは聞かないでおくわ。じゃあ聞くけど、前回のあの漢方医って、そんなに調べにくい人なの?」

紗月が調べられないのは理解できた。何しろ彼女にはそれほど広い人脈があるわけでもなく、影響力もそれほどではないのだから。

「調べにくい。相手は全く痕跡を残してないんだ」尚吾は偽り
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