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第 360 話

Author: スイカのキノコ
尚吾は酒を一口飲み、その声にはかすかな寂寥感が漂っていた。「お前の言いたいことは、朝陽と彼の婚約者の愛情を、真依は守りたいと思っているということか?」

寛人は頷いた。「彼女はお前のところで多くの傷を負ったから、もう愛を信じられなくなったのかもしれない。お前は彼女の美しい愛への幻想を打ち砕いてしまったんだ。だが、この世には、どんな困難にも負けずに必死に結ばれようとするカップルがいる。彼女はそれに心を動かされたんだ」

尚吾はグラスを握る手に、少し力を込めた。

「美しい愛情は、どんな心の優しい女性でも、守りたいと思うだろう?」寛人は感慨深げに言った。

「それなら、俺は彼女の味方をしてやるべきだ」尚吾
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