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第 561 話

Author: スイカのキノコ
紗月が車を降りると、すぐにエンジンがかかり、車は発進した。

雅義は呆然とした後、一瞬だけ落胆の表情を見せた。

「真依は少し用事があるから、先に帰ったのよ」紗月は青白い顔で文彦夫妻に説明した。

聖名子は目を赤くし、すすり泣いた。「真依はまだ私たちを恨んでる、嫌がってるのね」

紗月は何も言わなかった。真依の代わりにはなれないし、彼らを説得することもなかった。

以前の傷は紛れもない事実であり、真依が必死に突破口を見つけなければ、氷月はとっくに消滅していたはずだ。

今となっては何を言っても遅い。

文彦は視線を戻し、紗月を見た。「顔色が悪いな。具合でも悪いのか?」

「大丈夫」紗月は首を振った。ただ、もう
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