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第399話

Author: ミス・シャドー
さゆりは一瞬、言葉を失った。

彼女はうつむき、その眼差しはわずかに泳ぎ、顔には苦笑が浮かんだ。

「あの子は…何も。ただ、あなたのことを、よろしく頼むと」

風歌は眉をひそめ、その表情は真剣で、明らかに彼女の言葉を信じていなかった。

さゆりは続けた。

「実を言うと、あの子の死を、私は少しもあなたを責めてはいないの。全て、私の過ちなのよ。もし、あの時私があなたにあれほど辛く当たらず、もっと優しく接していれば、きっとあなたはこんなにも絶望して離婚を切り出すこともなかったわ。そうすれば、あの子も、あなたとの関係を取り戻そうと……」

彼女はそれ以上、言葉を続けることができず、また涙がこぼれ落ちた。

風歌はティッシュを彼女に差し出し、目元が再び赤くなり、喉が詰まった。

「今回のお気持ちが、本心であるかどうかは別として、明後日、私が自ら旧宅へ参り、あのお屋敷をお返しいたします」

「本当?」

さゆりは、さらに激しく泣いた。

「ごめんなさい。あなたは、あんなに良い娘だったのに。私が、昔、そのことに気づかなかった。本当に、ごめんなさい!」

風歌はため息をつき、その口調は淡々としていた
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