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【第18話】『瀬田浩二』という名の災難(ウルカ・談)

last update Petsa ng paglalathala: 2026-08-09 18:40:44
 一目惚れ。

 そんなモノは無い。一五〇年生きてきたワタシが言うんだから間違いない。

 あんなものは尺をどうにかするために、映画やお話のご都合で作られた虚構でしかなく、現実には起こり得ないお伽話の紛い物だ。そんなものが『あるかも』などと考える時間こそが無駄で、日々アンテナを張り、コツコツ誰かを好きになるように努めてこそ、恋愛関係を結ぶなんて奇跡を引き寄せる事が出来るのだ。

 ……——なんて偉そうな事を信じ続けてきたというのに、今ワタシは、その考えを全否定出来る存在を見付けてしまった。

 何だ、アレは。

 一五〇年もの歳月を生き、色々なイケメン達に目もくれず、自らの持つ“サキュバス”としての本質は鳴りを潜めたまま生きてきたというのに……。

       ◇

 双子の兄であるカシュが、昨日突然行動を起こした。

 基本、私達は一緒には行動せず、たまに会って互いの報告をし合うだけの関係だ。これでもまだ仲が良い方で、他の同族には一度も会った事がない。そもそももう、我らの種族は『魔女の呪い』の影響であまりいないのかもしれない。

 そんな関係性の兄を遠くから見守っていたワタシは、兄が意気揚々とやって
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