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【第27話】『瀬田浩二』という名の災難 (ウルカ・談)

last update publish date: 2026-08-18 18:40:23

 その一心でワタシは姿を変幻させる方へ魔力を注いだ。悲しいくらいに貧相だった体がジワジワと大きくなり、胸や腰つき、お尻のラインとが女性らしい凹凸の激しい姿へと変わる。顔立ちもセクシーに、唇だって林檎のような赤さを目指した。

「……浩二さん」

 姿に見合った美声で色めかしく浩二さんの名を呼び、長い指先で彼の整った頰に触れる。己のナカに挿入ったまま、今尚怒張している屹立をキュッと意識して抱き締め、しっとりとした彼の唇に触れようとしたのだが——

「降りろ」と、怒気を孕んだ声で言われ、突然肩をグッと押されてしまった。

「……え?」

「早く、俺から、降りろ」

「……は、はい!」

 声も表情も、ちょっと怖い。

 ワタシは慌てて腰を上に持ちあげ、自分で陰部から浩二さんの屹立を引き抜いた。ずるっと抜き出たソレはもう硬さがあまりなく、くたりとしていて元気も無い。吐精したからなだけ、だとは思うが……正直とても残念だ。

 もっと続きがしたかったなぁと思いながら立ち上がり、背筋を正し

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  • 魔女に呪われた“淫魔”達だけど、愛されたい!   【第50話】瀬田のお友達とワタシ⑤

    「すまん、待たせたか?」 Tシャツの上にパーカーを羽織っただけのラフな格好で公園のベンチに座る瀬田に声をかけたのは、彼と待ち合わせをした友人の水谷だ。 瀬田の首には黒い蛇に姿を変えたウルカが巻きついているが、上手いこと服に隠れて身を潜めている。たとえ姿が少し見えたとしても、かなり細身のため、『変わったデザインのネックレスだな』くらいにしか思われないだろう。「いや、こっちも寝起きだったから準備に少しかかってな、今さっき来たところだ」「お前が寝坊って、明日は台風でも来るんじゃないのか?……まさか何かあったのか?お前が外で、んなにラフな格好ってのも珍しいし。学生時代以来じゃないか」 髪も一切セットしておらず、前髪が少し目にかかっている。グレーのパーカーにジーンズ、履き潰した感のあるスニーカーという着こなしの瀬田を前にして、水谷はちょっと嬉しそうだ。 ニコニコと笑いながら、水谷が瀬田の隣に腰掛ける。水谷の気持ちはもう、すっかり学生時代に戻っていた。 水谷は瀬田と同じ大学の教育学部の出身で、現在は体育教師をしているが、勤め先の学校は別だ。理系の割には細マッチョタイプの瀬田とは違い、ゴリマッチョ系に入る水谷は、“教師”というよりは“プロレスラー”っぽく見える。硬さのある黒髪は極端に短く、垂れ目の瞳がちょっと可愛い。革製のジャケットを羽織っていてもなお目立つ胸筋は、シャツ越しであってもなかなかの見ものだった。「嫁とすごしていたら朝になっていてな、実はほとんど寝ていないんだ」 座る膝に肘を置き、瀬田があくびをしたせいで少し涙目になった。「ふーん、そっかそっか。……ん?……よめ……——よ、嫁ぇぇ⁉︎」 水谷の笑顔だった表情が、一気に焦りへと変わる。聞いてない!なんだよそれ!と、叫びたい気分だ。「あぁ。結婚したんだよ、俺」 サラッとした報告をされ、水谷の顔色が目に見えて悪くなる。「い

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