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【第50話】瀬田のお友達とワタシ⑤

last update publish date: 2026-08-26 18:40:52

「すまん、待たせたか?」

 Tシャツの上にパーカーを羽織っただけのラフな格好で公園のベンチに座る瀬田に声をかけたのは、彼と待ち合わせをした友人の水谷だ。

 瀬田の首には黒い蛇に姿を変えたウルカが巻きついているが、上手いこと服に隠れて身を潜めている。たとえ姿が少し見えたとしても、かなり細身のため、『変わったデザインのネックレスだな』くらいにしか思われないだろう。

「いや、こっちも寝起きだったから準備に少しかかってな、今さっき来たところだ」

「お前が寝坊って、明日は台風でも来るんじゃないのか?……まさか何かあったのか?お前が外で、んなにラフな格好ってのも珍しいし。学生時代以来じゃないか」

 髪も一切セットしておらず、前髪が少し目にかかっている。グレーのパーカーにジーンズ、履き潰した感のあるスニーカーという着こなしの瀬田を前にして、水谷はちょっと嬉しそうだ。

 ニコニコと笑いながら、水谷が瀬田の隣に腰掛ける。水谷の気持ちはもう、すっかり学生時代に戻っていた。

 水谷

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