「わぁ~」来依と南はドア口で、まるでドラマでも見ているかのように面白そうに眺めていた。こんな光景、なかなか見ごたえがある。海人と鷹はまったく興味なさそうで、庭に出てバーベキューグリルの準備を始めた。鷹が海人に話しかける。「あいつ、この二日間で十分証明しただろ。何も年齢の話まで蒸し返すことないのに。しかも血まで見たしな」海人は笑って、「これぞ大義名分さ。あれだけ熱くキスして離れられない様子見れば十分」鷹は眉を上げたが、何も言わなかった。……紀香は来依と南の声を聞いて、顔が真っ赤になった。どうしても清孝を押しのけられず、つい彼に噛みついた。ようやく彼が力を緩めると、すぐさま逃げ出した。ドア口の来依と南には恥ずかしくて顔も合わせられず、一直線に部屋へ戻り、布団に潜り込んだ。もう恥ずかしくて仕方ない――。一方、階下では来依と南がその熱烈なキスを見届けて満足し、庭に向かっていった。清孝もそのあとで階段を上がる。ベッドが大きく盛り上がっているのを見ると、そっと上から叩いた。「息苦しくないか?」中の人がもぞもぞ動くが、返事はない。清孝は布団をめくって一緒に潜り込み、額をぴたりとくっつけた。「なんだ、顔が真っ赤だぞ?」「……」紀香は慌てて布団から出ようとしたが、清孝に押さえられる。「えっと、その……お腹空いた。バーベキューが食べたい。久しぶりに食べたくて、よだれ出そう」清孝は低く笑って、「ほんとに?どこによだれが?」紀香はすかさず彼の顔をぺしっと叩き、彼を押しのけた。「もう、早く行こうよ!」清孝もそれ以上からかわず、布団をめくって彼女を引き起こし、手をつないで庭へ向かった。海人はすでに焼き上げていて、庭に着くと肉のいい香りがただよってきた。「はい、」来依が紀香を呼んだ。「ちょうど海人が一発目焼き上げたところ。食べてみて」紀香は一口食べて、うなずきながら言った。「海人さん、ほんとに何でもできるんだね」来依はにっこり笑って、「あんまり褒めないで、すぐ調子に乗るんだから。下手したら天国まで昇っちゃうよ」清孝もバーベキューチームに加わった。しばらくすると、紀香が海人の焼いたものを食べないようにまでなった。海人は笑いながら、「つまんねーな」と一言。清
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