ここ一ヶ月の録画ファイルを開くと……晴香はもともと寝ていたが、一階からドアが開く音がかすかに聞こえ、彼女は秒で目が覚め、口角も自然と上がった。あんなに固く言っておいて、まだ数時間しか経ってないのに?結局戻ってきたじゃない?ふん、美琴の老いぼれ女は本当に卑しい女だわ!本気で彼女一人をここに放っておけるものならやってみればいい。こっちのお腹には50億円の赤ちゃんがいるんだから。誰が先に折れるかまだわからないよ?美琴が戻ってきたら、田中や佐藤さんたちも一緒に連れ戻されるはずだ。ちょうどお腹が空いていたから、佐藤さんに燕窩を煮込んでもらおうかな……晴香はリビングを一周りして、キッチンも探したが、誰もいなかった。彼女は不思議そうな顔で辺りを見回した。急に、玄関に男性用の革靴が置いてあるのを見つけた!海斗が戻ってきた?彼女は目をくるりと回して、急いで寝室でパジャマを着替え、そっと書斎に向かった。コンコン——。「海斗さん、戻ってきたの?」答えを知っていながらの質問だ。書斎の明かりがついている時点で、海斗以外の誰かがいるはずがない。返事が来ないと晴香が思った瞬間、中から男の低い声が聞こえた——。「入ってこい」晴香は心の喜びを抑え、笑顔でドアを開けた。「海斗さん……」海斗は自分に向かってくる女を見上げた。赤いレースのネグリジェに、透かした胸元、細いストラップが雪のように白い肩にかかっていた。色気などなく、ただ下品なだけだ。男の顔はまだ落ち着いているように見えて、晴香は声を柔らかくした。「いつ戻ってきたの?また残業してたの?半月以上も残業し続いて、さぞお疲れでしょう?さあ、マッサージしてあげようか……」男が半月以上家に帰らない理由を都合よく解釈し、彼女はまるで先日に起きた激しい喧嘩など存在しなかったかのように、曇りのない笑顔を見せた。海斗は彼女の媚びるような笑顔を見て、もはやどうでもよくなっていた。彼女を嫌がっても、一番むかつくのは自分自身だ。嫌がっても、現状は変わらない。ならば、無視する方が良い。しかし、男の無反応は晴香の目には、承諾として捉えた。彼女は両手を海斗の肩に乗せ、拒まれないのを確認すると、大胆にその胸へと手を滑らせた。「海斗さん、半月も家に帰ってこな
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